盛岡タイムス Web News   2019年    1月   1日 (火)

       

■  〈地元さ帰るべ〉 1 地域課題に挑戦する人 北日本銀行 県外で得た経験を地元に 宮古市出身 中崎和さん


     
  地域への貢献を日々実感しながら業務に励む中崎さん  
  地域への貢献を日々実感しながら業務に励む中崎さん
 

 北日本銀行(本社・盛岡市中央通、柴田克洋頭取)は、岩手を中心に宮城、青森、秋田、福島、東京に78本支店を展開する地方銀行。地域密着を経営理念に掲げる同社の社員は、ほぼ全員が東北出身者。求める人材は、人口減少・少子高齢化によるビジネス市場縮小など、地方が抱える課題を自分の手で解決してみせると競い立つ、社会貢献意欲の高い人材。同市の大通支店に勤務する宮古市出身の中崎和さん(27)は、東日本大震災から地元就職を決め、東京の大学からUターンした。

  中崎さんは宮古高、東洋大文学部英米文学科卒。2014年に入行後、八戸市の河原木支店(現八戸支店)に4年間勤務し、18年4月から大通支店で窓口業務に就いている。

  大学1年の冬に東日本大震災が発生し、家族や友人の大切さを実感したことから、就職活動では東北エリアが勤務地の会社を希望。複数内定をもらった中、父親から「北日本銀行の窓口の人は親しみやすく、楽しそうに仕事をしている」とアドバイスされたことと、説明会や面接時に親身で温かい励ましを受けたことから同行への入社を決めた。家族や友人がそばにいる安心感と、住み慣れた環境で結婚や子育てをできることも魅力だったという。

  「東京に住んでいた時は、学校生活やアルバイトなどの悩みを抱えて一人でふさぐことが多かった。今は、大好きな家族や友人の顔をすぐ見られる環境のため、悩み続けることが少なくなった」と振り返り、「直接相談しなくても、地元の友人が頑張って働いている姿を見ると励まされ、そばに家族がいると思うだけで心強く、安心できる」と、中崎さんは地元で暮らす良さを語った。

  「大都市と地方では仕事の内容に差があるのでは」という就活生がよく抱く疑問について、同行人事部の岡田将之調査役(37)は「ネットやスマートフォンの普及から、情報が伝わるスピードが大都市と変わらず、地方の仕事も大都市と大差なくなっている」と話す。地方の仕事は細分化されていない分、裁量が大きいため、やりがいや自分の仕事の成果を実感しやすいメリットを挙げ、「地元で働くこと自体が地域活性化への貢献。地銀の仕事は特に、地元事業者の支援から回り巡って家族や地元の友人のためとなり、地方創生につながる」と強調した。

  同行は、東北で働きたいと望む地元志向の強い学生の増加を受けて、約10年前から勤務エリアを限定できる採用コースの対象者を大卒者まで広げた。結婚・出産後に遠方への転勤を避けたいという女性行員などにも喜ばれている。

  「結婚や子育てなどのライフイベントを、住み慣れた環境で迎えられることは大きい。なじみのある土地と人に囲まれて人生の転機を迎えるのと、そうでないとでは安心感が全く異なり、その後の人生にも影響する。いつか地元に戻るつもりで都市部に就職したが、収入や家族の生活を変えられず、Uターンがかなわない人も多い」と話し、「業務を通じて地域の課題を改善し、地域を盛り上げていけるのが当行の仕事の魅力。都市部で得た体験と、一度離れて外から岩手を見た視点を地元に戻って役立ててほしい」と呼び掛けた。

  「長い人生、仕事だけでなく、自分らしくどう生きていきたいかを考え、地元でこつこつと成果を積み重ねる道の検討をしてほしい」と話していた。

  【募集職種】総合職【勤務地】東北、東京の本支店所在地【勤務時間】午前8時40分〜午後5時10分【月給】短大専門卒14万5千円、大卒エリア特定職17万5千円、大学・大学院卒エリア全般職20万5千円【待遇】完全週休2日制、祝日・年末年始・年次有給休、結婚・忌引き、長期休暇、育児・介護休暇など【応募資格や詳細】ホームページ専用ページ(http://www.kitagin.co.jp/recruit/new_graduate)。


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