盛岡タイムス Web News   2019年    1月   18日 (金)

       

■  古紙減量策を強化 事業系の搬入規制で 盛岡市が20年度から 新聞、雑誌など5品目


     
  事業系古紙の搬入規制などを説明した市ごみ減量資源再利用推進会議  
  事業系古紙の搬入規制などを説明した市ごみ減量資源再利用推進会議
 

 盛岡市は事業系ごみに占める古紙の含有量を減らすため、2020年度から資源化可能な事業系古紙類の焼却施設への搬入規制を強化する。現在、月1回程度行っている市クリーンセンターでの搬入物の監視頻度を週1回程度にし、違反する場合は受け取り拒否して持ち帰らせるなど分別を徹底させる。当初の搬入規制の対象として予定するのは、新聞、雑誌、段ボール、雑紙、OA紙の5品目。17日開かれた第2回市ごみ減量資源再利用推進会議で、規制の内容や規制対象品目などを説明した。

  同市のごみの排出量は、家庭ごみは15年度5万4296d、16年度5万2866d、17年度5万1667dと減少傾向であるが、事業系ごみは15年度4万2956d、16年度4万2481d、17年度4万2340dで、横ばいとなっている。このうち、15年度から17年度までの盛岡地域の事業系可燃ごみの組成分析調査では、古紙の含有率は約15%を占め、古紙の含有量の削減が事業系ごみの削減につながると期待される。

  市一般廃棄物処理基本計画における市の事業系ごみの減量目標は、21年度までの中間目標で約2150d、5%削減、26年度までの計画目標で約4300d、10%削減。仙台市、青森市など東北でも搬入規制を実施する自治体が増えており、排出量の抑制効果が現れている。

  資源化可能な古紙類の種類は、新聞、雑誌、段ボール、雑紙、紙パック、OA紙、機密文書、シュレッダー紙の8品目。組成分析では、雑紙、OA紙、段ボールの順に多い状況で、紙パックは少量となっている。

  このうち、OA紙と機密文書は監視(検査)時に判別が難しいこと、紙パックは受け入れ拒否の場合に汚れたまま持ち帰ることになり衛生上の問題があること、シュレッダー紙は飛散した状態で持ち帰りが困難なことが想定される。

  このため、同市が当初の搬入規制の対象として予定するのは、新聞、雑誌、段ボール、雑紙、OA紙の5品目。紙パック、機密文書、シュレッダー紙は、資源化の誘導を行いながらさらに規制対象の検討を進める。

  19年度は、事業者に古紙の分別徹底を図ってもらうため事業系ごみ用の詳細な分別冊子の作成(9月)、資源回収業者の情報周知を図り古紙類の資源化ルートを誘導するための広報活動(10月)、規制強化に向けた排出事業者を対象とした説明会の実施(10月)、市クリーンセンターの搬入規制に係る搬入検査体制の整備(20年3月)などを予定する。


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