盛岡タイムス Web News   2019年    1月   21日 (月)

       

■  両国友好訴え日本一 不来方高外国語系・林咲良さん(2年) 中国語スピーチコン(高校生の部) 交流の機会増大を


     
  獲得した賞状と盾を掲げ、堂々とした表情の林さん  
  獲得した賞状と盾を掲げ、堂々とした表情の林さん
 

 県立不来方高外国語学系2年の林咲良さん(17)が、13日に東京都で開かれた第36回全日本中国語スピーチコンテスト(日本中国友好協会主催)の高校生の部で優勝し、文部科学大臣賞を受賞した。同校の生徒が全国規模の中国語スピーチコンテストで優勝するのは初めて。林さんは「将来は東北から、日中友好の取り組みを進めたい」と将来像を描く。

  林さんが中国に興味を持ったのは、厨川中2年のころ。「中国製の冷凍ギョーザに有害物質が混入した事件や、尖閣諸島に関する問題をニュースで聞いて、なんでこんなに日中間に問題があるのだろうと疑問に思った」という。同時期に中国の音楽や芸能にも興味を持ったこともあり、進学先に中国語を第1外国語として履修できる同校を選択した。

  国内最大規模である同コンテストの高校生部門には、各地の予選を通過した6人が出場。林さんのスピーチのタイトルは「交流は日中友好の第一歩」。日中友好の盛り上がりに欠けている要因に、日本人と中国人が交流する機会が少ないことがあると訴えた。

  中国人の大学生と国際交流の合宿研修で触れ合った経験を通じ、多くの日本人が中国人に対し偏見を持っていることを指摘した。後半では自身の夢にも言及。「私の夢は中国人が好きな日本人を一人でも多く増やすこと」「将来はイベントや留学を通じて中国人と日本人が交流する機会を作る仕事をし、日中友好に貢献したい」と締めくくった。

  「他の出場者のスピーチがとても上手で、賞を取ることはないと思っていた。優勝が発表された時は本当に驚いて、表彰式の間ずっと号泣していた」とコンテストを振り返る林さん。

  現在の目標は日常会話の取得。「修学旅行で中国の授業を受けた時、内容を聞き取ることはできた。今後は翻訳機なしで、中国の友人と交流がしたい」と意気込む。


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