盛岡タイムス Web News   2019年    1月   22日 (火)

       

■  東部と西部 小中一貫校は素案通り 紫波町立学校再編基本計画案 中央部 コーディネーター検討


 紫波町は町東部、西部における小中一貫教育の導入などを明記した「町立学校再編基本計画」案の町議会3月会議への上程を予定している。公開している計画案では、従前の素案と比較して町中央部における小中学校連携、東西の小中一貫校開校後の検証委員会の設置などを新たに加えた。現在、町内3中学校区における保護者向けの意見交換会を進めており、合わせてパブリックコメントを2月1日まで受け付けている。

 中央部における小中学校連携では、新たに「小中連携コーディネーター(仮称)」の配置を検討。児童生徒、教職員の交流や指導における連携を想定する。学校間の連携は以前から行っているが、担当職員の配置により学校間の学力達成度の調査や改善策の円滑な構築などが期待される。また、中学進学時の生徒別の学力などに応じた引き継ぎなども任務となる。

  町教委では意見を取りまとめたうえで、議案として上程する。2021年度目標の町西部における現在の紫波三中と上平沢小を拠点とした施設隣接型の小中一貫校、22年度目標の東部における現在の紫波二中での施設一体型の小中一貫校の計画は素案から変更なし。

  3月会議で可決された場合、4月以降に東西双方に(仮称)開校準備委員会を設置し、本格的な準備に乗り出す。▽総務▽通学▽家庭地域連携▽学校運営▽教育課程▽施設設備―の6部会で構成。校名、通学路の安全対策、PTA組織運営、再編前の事前交流など各課題を検討する。

  再編計画案の策定をめぐっては、これまでに町内11小学校区、3中学校区における地域住民との懇談、保護者との意見交換、保護者対象のアンケートなどを実施。この中で、再編後に地区内に小学校がなくなることから、地域存続への不安の声が聞かれている。

  熊谷泉町長は今月中に行われた、各中学校区の保護者を対象とした意見交換会に出席し、「学校がなくなることへの地域の不安が一番、大きい。一方で、このまま学校が残っても、人口を集積できる状況でもない。新たな地域振興を興さなければ人は集まらず、それは町としての課題である」と述べている。

  同計画案は町の地区公民館、町図書館、ゆいっとサロン(町情報交流館内)、学務課(町役場3階)、企画課(同2階)、町ホームページで閲覧可能。

  同計画案、パブリックコメントなどの問い合わせは学務課(代表電話019―672―2111)まで。


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