盛岡タイムス Web News   2019年    1月   29日 (火)

       

■  矢巾町 工業と流通業拠点が完成 ウエストヒルズ広宮沢 事業所、住宅各70戸


     
  竣工した広宮沢第二地区土地区画整理事業の区域。奥が町中心部(町提供)  
  竣工した広宮沢第二地区土地区画整理事業の区域。奥が町中心部(町提供)
 

 矢巾町広宮沢地内で2002(平成14)年に始まった「町広宮沢第二地区土地区画整理事業」が竣工(しゅんこう)した。同地区は通称「ウエストヒルズ広宮沢」と呼ばれ、施行面積は約40f、総事業費は約40億円。区域の約7割に事業所が入り、隣接する岩手流通センターと一体となった工業・流通業務拠点としての機能が期待される。29日には、町内で竣工を記念した祝賀会が行われた。

  事業区域はほぼ完売済みで、事業所約70社、住宅約70戸で形成されている。同事業の設計方針は▽公共施設の改善▽宅地の利用増進▽流通業務地の形成―などを通した良好な市街地環境の形成。02年10月に区域内の地権者106人による「矢巾町広宮沢第二土地区画整理組合」が設立認可を受け、03年に本格的な工事が始まった。

  事業区域を含む町西部地域では、町の総合計画で産業と流通機能の集約、企業誘致の促進を図るべき地域として位置付けてきた。周辺では、18年に矢巾スマートインターチェンジが開通し、物流拠点としての利便性が向上している。

  岩手流通センターから南へ約300b。施行当初の事業区域は居住人口密度が1f当たり約2・5人。広大な農地内に小規模集落が点在していた。そのため、農地の荒廃の進行が課題とされていた背景から、都市的土地利用への転換が望まれていた。

  区画内の保留地販売については、リーマンショックなどの世界的不況、東日本大震災の影響を大きく受けた。町、組合が連携した企業誘致や宅地販売が進められ、17年3月に完売した。

  谷村信雄同組合事務局長(76)は「経済情勢の影響も受けたが、ようやく竣工を迎えられ、関係者へ感謝に堪えない。この整理事業で掲げてきた『未来へ贈る緑と水の街 ウエストヒルズ広宮沢』として今後も発展していくことを願う」と話した。


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