2024年
4月15日(月)

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学ぶ意欲のライブラリー 盛岡市立図書館で内覧会 4月2日リニューアルオープン 景観や立地条件生かして

2024-02-29

4月2日にリニューアルオープンする市立図書館

 盛岡市高松の市立図書館(伊藤佳子館長)で28日、メディア向けの内覧会が開かれた。コンセプトは「知がめぐり、人と、まちと、のびやかに育つ図書館」。4月2日のリニューアルオープンに向けて、高松の池などの立地条件や景観を生かした内装を施し、利用者が安心して、ゆったりとくつろげる空間を目指して整備を進めている。

 同館は1971年に開館。築50年以上がたち、全階の耐震強度不足も判明したため、2022年10月から23年9月まで大規模改修工事を行っていた。増築は行わずに、耐震補強とエレベーターの新設や車いす、ベビーカーに配慮した通路幅の確保などのバリアフリー化を主に行い、利便性の向上を図った。

 エントランスホールでは、工事に伴ってホームシックデザインによって作られたロゴマークが来館者を迎える。高松の池に飛来する鳥と、開いた本のシルエットを重ね合わせたデザイン。


2階「こどもライブラリー」

 2階の「こどもライブラリー」は、山や池など自然をモチーフにした書架を設置。中央にある布飾りの天蓋ファブリックは、昨年6月に親子を対象としたワークショップで制作された。円形の書架や愛らしい分類のイラストなど、子どもたちにも分かりやすく、楽しめる部屋となっている。


2階「もりおかサロン」

 利用者アンケートの要望から、飲食可能な「もりおかサロン」も設置。初回は、市立図書館の休館や工事の様子などを展示し、今後は盛岡の季節や情報に関するパネルなどを展示していくという。

 3階では、カウンターやフロア内のところどころに、工事前に使用していた机や椅子などが並ぶ。伊藤館長は「むかしからのもの。親しんでもらっていたものでもあり、環境に優しいところもあり、形的にも木のぬくもりを感じられるデザインだった」と説明した。


3階の「たかまつラウンジ」について説明する伊藤館長

 新設した「たかまつラウンジ」では、近くに「テーマ書架」を配置。従来の分類ではなく、医療や教育、環境衛生、文学賞を受賞した小説など10種類のテーマに分けた図書が並び、くつろぎながら知識を深められるスペースとなっている。

 ほかにも、おむつ替えなどができる「ベビー休憩室」や学習のみできる半個室の「ひだまりの学びコーナー」なども設けている。

 伊藤館長は「ゆっくり読書に親しんで楽しんでもらえる空間であることはもちろんだが、何かしらここに来て新しい発見をして、これから何か学びたいという意欲が持たれるような図書館を目指したい」と思いを語った。



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