2024年
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NYさんさコン優勝者来盛 わんこそば堪能104杯 城跡など街歩きも楽しむ

2024-03-06

初めてのわんこそばで104杯を平らげたオルワペルミさん

 昨年8月にニューヨーク(NY)市ブルックリンで行われたさんさ踊りコンテストで、優勝したオルワペルミ・オロイデさん(22)が5日、優勝褒賞で盛岡を訪れ、まち歩きやわんこそばを楽しんだ。初挑戦のわんこそばで104杯を平らげ満面の笑みをみせた。

 NY在住で大学生のオルワペルミさんは、アニメやマンガなど日本のカルチャーが大好き。盛岡市が参加した「2023ジャパンビレッジ夏祭り」のさんさ踊りコンテストに飛び入り参加し、約200人の中から優勝に輝いた。

 ジャパンビレッジでは同市が事務局を担う盛岡おもてなし推進協議会がプロモーションの一環として、盛岡さんさ踊りやわんこそば大会を実施。盛岡さんさ踊り実行委員会などの協力のもと、優勝者のオルワペルミさんに盛岡観光をプレゼントした。

 オルワペルミさんは4日から、姉のオルワブコーラさん、友人のオニネチ・アタさんと来盛。5日は盛岡城跡公園や紺屋町のまち歩きを楽しんだ後、昼食で東家(馬場暁彦社長)のわんこそばを堪能した。

 3人は初めてのわんこそばに喜び、舌鼓を打った。オニネチさんが101杯で終了すると、オルワペルミさんは特別に注文したレモンをかじりながらわんを重ね、104杯を達成しガッツポーズ。

 「最初は40杯くらいかと思っていたけれど、思ったよりたくさん食べられた。そばもサイドディッシュもおいしく楽しかった」と満足した様子。

 盛岡の印象についてオルワペルミさんは「とても美しい。盛岡城やチャグチャグ馬コなど、異なる伝統文化がある。さんさ踊りは『サッコラチョイワヤッセ』が印象的。皆さん優しくよい経験になっている」と語った。

 馬場社長は「わんこそばは外国人の方も楽しめることを再確認した。盛岡にすごいエンタメはないが、楽しいものがそろっている。来盛を機会に、SNSなどで友人たちに広げてほしい。盛岡を楽しみに訪れてほしい」と目を細めていた。

 オルワペルミさんらをコーディネートした週刊NY生活の西村純さんは「観光のみならず、食文化でも交流することは今後にとっても重要」と期待を込めた。

 同日午後はつなぎ温泉のホテル紫苑で、ミスさんさとも交流し親睦を深めた。



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