2024年
4月15日(月)

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社会の荒波乗り越えていく 岩手大が5年ぶり通常開催の卒業式

2024-03-23

学友と記念撮影する卒業生たち

 岩手大(小川智学長)の2023年度卒業式は22日、盛岡市内丸の県民会館で開かれた。4年制学部1036人と、院生328人が卒業・修了。代表者が登壇し、小川学長から学位記などを受領した。晴れ着やスーツをまとった若人は節目を迎え、4年間を過ごした学びやを巣立った。

 学部の卒業式は2部制で行われ、第1部は人文社会科学部と農学部、第2部は教育学部と理工学部の卒業生が出席。新型コロナの5類移行を受け、5年ぶりに通常通りの開催。保護者の来場のほか、同大合唱団、吹奏楽団を伴っての学生歌斉唱などが行われた。

 小川学長は、式辞で「国際紛争や人口減など、人間社会は多くの課題を抱えている。皆さんが飛び込む社会でもさまざまな課題に遭遇すると思うが、事情や背景の理解を深めることで打開可能となる。社会全体の流れに目を向け、想像力を働かせ、解決を試みて。誰ひとり取り残さない持続可能な社会の実現と、予測不能な時代を切り拓く、強じんでしなやかな人材として社会に貢献して」とはなむけの言葉を贈った。


答辞を務めた照内さん(右)

 答辞を務めた人文社会科学部の照内雄貴さん(22)は「コロナ禍の日々に不安が募り、ときには心が折れそうになったが、私たちの大学生活はイレギュラーに立ち向かい、目指す自分になるために、必死に努力した尊いもの。4月からそれぞれが新たな道へと進むが、岩手大で学んだ私たちなら、これからの社会の荒波もきっと乗り越えていける」と決意した。

 学位記を受領した農学部の佐々木春花さん(22)は「1、2年のころはオンライン授業など大変なことが多かったからこそ、3年からは学友と学べる大切さに気付けた。4年間で学んだことや粘り強く取り組む大事さを、就職してからも発揮していきたい」と話した。

 農学部の黄川田拓朗さん(22)は「コロナ禍の制約を乗り越えたことは、いまとなっては自信になる。4月から地元の青森で公務員になる。専攻分野を生かし、農業から地域を活性化できるような施策をしたい」と意気込んでいた。



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