2007年 3月 7日 (水) 

       

■  〈自転車びより〉23 斎藤純 きょうは質問から

 写真をご覧いただき、この標識について、あてはまるものを選んでください。

     
   
     
  @見たことがない。

  A見たことはあるが、意味は知らない。

  Bこういう標識は存在しない。

  C自転車の人は押して歩いてくださいという意味。

  D自転車通行可能な歩道という意味。

  この標識は「自転車通行可能な歩道」という意味だ。だから、この標識のない歩道を自転車で走ることは道交法違反なのだが、現状ではさっぱり守られていない。

  あるアンケートに、上記の質問も入っているのだが、意外な回答が多くて、正直なところ、戸惑っている。Dという答えが全体の3分の1程度しかないのだ。

  まだ100人くらいのアンケート結果なので、データとして不十分なのは承知の上だが、昭和50年代から使われている標識の認知率がその程度だというのは異常な事態だと思う。

  もっとも、歩道に自転車を上げた(自転車の歩道通行)ことがそもそも異常だったわけで、その点についてはこの連載でもしつこいほど指摘してきた。

  このほど、警察庁はこれまでの方針を改め、「自転車は車道を走る」という基本を徹底していくことになった。そのためには、

  ○車道に自転車レーンを設ける。

  ○車道が狭い場合は車線を減らすなどの道路利用の再配分を検討する。

  ○自転車のマナー向上、道交法の周

   知徹底のための教育に力を入れる。

  などの対策を盛り込んでいる。歩行者が自転車の脅威にさらされている事実から目をそらしてきた警察庁が、いよいよ本腰を入れて、この問題に取り組むことにしたのだ。

  警察庁は特に謳(うた)っていないが、道路利用の再配分は「過度なクルマ依存からの脱却」というテーマと表裏一体を成している。

  今週末、盛岡市中の橋通りのプラザおでってで『〓減クルマ〓でまちづくり市民大会』がある。11日(日)午後1時30分から、おでってホールで行われるフォーラムには、自転車ツーキニストという流行語の生みの親である疋田智さんらをお迎えする。

  盛岡自転車会議が制作中の「盛岡自転車マップ」や、LRT関連の展示もある。ぜひ、足をお運びください。問い合わせ先は電話019-653-1058、寺井さん。
  (盛岡市在住、作家)

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