2009年 3月 14日 (土)

       

■ ジョイスが低価格商品を5倍増へ 消費者の志向に対応

     
  ジョイスでは家計応援価格の商品を販売している。(写真はジョイス東安庭店)  
  ジョイスでは家計応援価格の商品を販売している。(写真はジョイス東安庭店)  
  盛岡市東安庭のジョイス(小苅米秀樹社長)は、家計応援価格の商品を従来の5倍に増やすべく準備を進めている。景気低迷の中での消費者の節約志向などへ素早く対応することで売上確保を図る狙い。同社では昨年4月からジョイス全41店で毎月、家計応援価格として低価格で提供できる商品を仕入れ、店頭に並べ販売してきた。今年2月までは食用油、缶詰、みそ、菓子類などの200アイテムを投入、店頭にも広告を張り、販売促進に力を入れている。

 同社の阿部修経営計画室長は「景気低迷が長引き、消費者の可処分所得も目減りしている。昨年末までは全体的にまずまずだったが今年に入り消費の冷え込みが一段と加速している。来店者数は変わらないのだが購買点数が減少している」と、最近の動きを示す。

  そんな中で家計応援価格の商品は穀物酢500ミリリットル98円(税込み)、昆布つゆ1リットル298円、レトルトカレー210グラム78円など値上げせずに価格凍結のまま販売。3月は300アイテムに増加した。

  「明らかに低価格志向が強まっている。高価格な商品は敬遠気味で家計価格応援の商品が動く。ただ大量に買いストックするような動きは見えない。必要な品をその都度購入している。3月はマグロのたたき(100グラム298円)など魚類も家計応援の一つとした」と家計応援価格の商品を更新している。

  同社では低価格商品の中でも売れ筋商品などに力を入れる。そのためメーカー側との条件交渉なども実施している。「低価格で商品を販売し続けるには仕入れ条件などを見直す必要がある。売れ筋商品があれば大量仕入れが必要になる。交渉しながら仕入れしている」と言う。

  4月以降もアイテム数を増やす計画。「当面景気回復は難しい状況と考える。節約志向も続こう。当社の開発商品も含めながら新たな商品を新アイテムに加える。1千アイテムまで増やす計画」と当面の商品政策を説明した。

  同時にコスト削減にも着手している。花巻市内には同社の物流センターがあるが、在庫は持たずにメーカーや卸問屋などとの商品供給体制を強化、必要な数量だけ仕入れている。

  阿部室長は「収益を出すためにも無駄なコストは削る。内部でのコスト削減もさらに進める。円高のときは、輸入食品なども積極的にアイテムに加え消費者へ還元したい。今後も当社の各店を冷蔵庫代わりに使ってもらうよう、低価格で安心、安全で味のよい商品を投入したい」と積極的に商品政策に力を入れている。

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