2009年 3月 20日 (金)

       

■ 岩手大学60周年記念事業 益川教授の講演会も

 岩手大学は1949年の新制大学としての発足から今年6月で60周年を迎える。記念事業として6月13日、08年ノーベル物理学賞受賞者で京都産業大理学部教授、京都大名誉教授の益川敏英氏(68)を招き記念講演会を開く。同日は「ホームカミングデイ」と位置付け卒業生らに広くキャンパスを開放。大学生活を懐かしんでもらうさまざまな催しも企画している。岩手大学図書館ギャラリーでは6月1日から19日まで「アザリアの咲くとき」〜宮澤賢治と学友たち〜と題し記念展示会も開く。

  益川氏は「対称性の破れの起源の発見」という難解な素粒子物理学の研究成果でノーベル物理学賞を受賞。英語が苦手なことでも話題になり、親近感のあるおおらかな人柄が広く報道された。理工系離れが指摘されている大学生や高校生らが科学の面白さを知り、将来の夢を育む機会を提供しようと企画した。

  記念講演会は午後2時から同大第一体育館で。一般市民も聴講できる。入場は無料だが整理券が必要。500人以上の申し込みがあった場合は抽選になる。

  ホームカミングデイと位置付ける同日は午前10時から午後5時までキャンパスを開放。農産物や大学オリジナルグッズの販売、懐かしい学食メニューの提供、学生サークルの発表、キャンパスツアーなどを予定する。「この日に合わせて同窓会を企画しては」と呼び掛けている。

  記念展示会では、岩手大の前身・盛岡高等農林学校に在籍した賢治が、保阪嘉内、河本義行、小菅健吉ら同人誌「アザリア」のメンバーとの交友を通して文学的な才能を開花させた軌跡を紹介。賢治肉筆の得業論文(卒業論文)や賢治が親友の保阪嘉内にあてた書簡など県内初公開の貴重な資料を展示する。

  このほか、学生懸賞論文の募集や記念誌発行などの記念事業を実施する。

  藤井克己学長は「60年は人間であれば還暦の節目。今年は大学の法人化6年を総括する年でもあり、次のスタートにつながるような1年にしたい」と話していた。

  記念講演会の申し込みは往復はがきまたは電子メールで。郵便番号020−8550、盛岡市上田3丁目18の8 岩手大学総務企画部総務広報課へ。はがきは往信裏面に住所氏名、卒業学部、卒業年を記入。返信表面は住所氏名。メールは件名を「記念講演会申し込み」、本文で住所氏名、卒業学部、卒業年。送信先はiwate60@iwate-u.ac.jp申し込み締め切りは4月30日(必着)。問い合わせは同大総務広報課(電話621−6006)。

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