2009年 4月 10日 (金)

       

■ 花巻空港新ターミナルビル供用開始 新時代へ離陸

     
  いわて花巻空港新ターミナルビル前で供用開始のテープカット  
 
いわて花巻空港新ターミナルビル前で供用開始のテープカット
 

いわて花巻空港で整備が進められていた新ターミナルビルが9日、供用開始となった。ユニバーサルデザインに配慮し、特に国際チャーター便の受け入れ環境が格段に向上。本県唯一の空の玄関口は新時代へと離陸した。

  少しかすみがかり淡い青空が広がった同日の花巻地方。午前9時直前に新ビル移転後の一番機として名古屋便が到着。今春から空港のイメージソングとなった松任谷由実さんの曲「緑の街に舞い降りて」が流れる1階国内線到着ロビーでは乗客らが県空港ターミナルビルや県などの関係者から歓迎を受けた。

  ビル正面では午前11時15分から、花巻市の郷土芸能である鹿踊(ししおどり)が演じられたあと、同11時半から約100人が出席し、供用開始式があった。

  達増知事は「新しく生まれ変わった花巻空港が、イーハトーブの風に乗って国内外へ大きく羽ばたけるよう、皆様のますますのご支援とご利用をお願い申し上げる」とあいさつ。代表者らによるテープカット、くす玉開披でオープンを祝った。

  利便性向上による利用拡大や国際化などへの対応のため、機能強化の整備が進めらている、いわて花巻空港で9日、新ターミナルビルの供用が始まった。2階建て(一部3階建て)で延べ床面積が約7500平方メートル。内部は自然光が注がれる明るい空間となっている。

  国道4号側の旧ターミナルで前日、最終便の運航後、移転した新ビルは南北方向に延びる滑走路をはさんで反対、敷地の東側に位置する。新ターミナルビルのアクセス道も従来とは変わった。

  一番機となった名古屋便には同空港の新キャラクター「はなっぴー」が招待した中部国際空港のキャラクター「なぞの旅人フー」も搭乗して来県。はなっぴーらの出迎えを国内線到着口で受けた。

  到着口では一番機到着客に記念品がプレゼントされ、1階ロビーでの歓迎セレモニーでは同便の機長、客室乗務員、最初の降客に金のべごっこの置物、県産米、JALストラップなどの記念品が贈られた。

  県空港ターミナルビルの阿部健社長は「お客様を心から歓迎する。このビルは従来に比べ、乗降客の動き方、動線が分かりやすくなり、ユニバーサルデザインでの整備が進んでいる。岩手の産品が一堂にそろい、地産地消の食が楽しめる。空港ビルをご愛顧いただきたい」と、一番機で到着した降客や、これから搭乗する乗客らを歓迎した。

  その後の供用開始式では達増知事が「本県唯一の玄関口として、人や物の交流を支え、産業人口、地域間交流などにおいて極めて重要な役割を担ってきた。新ターミナルビルの開業を契機として平泉の文化遺産をはじめ本県の持つ豊かなな自然、食、歴史などのさまざまな地域資源を広くPRし、国内外からの観光客誘客を図るとともに、企業誘致による産業集積にも一層積極的に取り組んでいきたい」とあいさつした。

  同空港の利便性向上のため継続中の整備事業は1998年から滑走路の延長やターミナルビルの新築移転、平行誘導路整備などを進めている。ビル整備には約22億円が投じられた。滑走路延長は既に完了し、残るは今年度着手の平行誘導路の整備となった。


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