2009年 4月 10日 (金)

       

■ アオダモを育てよう 県内野球関係者らが会を発足

野球のバット材料として使用されるアオダモの木を育てようと「岩手のアオダモを育てる会」が8日、発会された。盛岡市志家町のサンセール盛岡に県内の野球関係者約15人が集い、設立総会が開かれた。会長には長年、紫波町にアオダモを植樹している原スポーツ社長の原修さん(73)が就任した。

  全国的にも珍しく、県内の野球協会や連盟など野球関係者で組織する。

  もともと、原会長が01年から一人でアオダモの植林を始めた。全国的にバット材となる天然のアオダモが枯渇しているという事実を知ったからだ。「誰かが行動を起さなくては次の世代が野球を楽しめなくなってしまう」と責任感を感じた。

  私財を投じ、紫波町佐比内の盛岡営林署植栽用地に8年間で約1万5000本を植えた。木材になるまでに約70年かかるというアオダモは、現在、大きくなったものでも直径約2センチ、高さ2メートルほど。息の長い世代をまたいだ活動が必要になる。

  一人で続ける原会長を応援しようと、県内の野球関係者がタッグを組んだ。盛岡市出身でオーストラリア在住の丸山傳さんが強く後押ししたことも設立時期を早めた。丸山さんはデニー丸山野球基金の代表として日豪の野球交流などを推進している人物。

  事業は植樹、刈払いなどを行う。同営林署から新たに2・5ヘクタールを借地する予定で、09年は5月に200本の苗木を植える。スポ少の子供たちが参加し、資源保護と自然環境保全などを学ぶ。

  原会長は「本当は1万5000本を植えた時点でやめようかと思っていた。皆さんが応援してくれることになったので、新たな土地を契約して植え続けていきたい」と語っている。

  個人会員も募集している。問い合わせは事務局、リトルシニア県支部(電話643−6017、ファクス643−6018)まで。

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