2009年 4月 18日 (土)

       

■ 市道拡幅、臨時駅も 盛岡市提案の運動公園改修案

 2巡目岩手国体の開閉会式会場を誘致するため、盛岡市が示した県営運動公園の整備試案は、陸上競技場を第1種公認として維持するよう改めて求めている。市は施設規模や工事費と負担割合まで提案。工事費2割の負担とは別に周辺の渋滞対策で市道の拡幅や輸送対策に鉄道の臨時駅を設置するなど踏み込んだ内容になった。20日に予定される国体県準備委(会長・達増知事)で改めて意向を説明する。

 陸上競技場は、過去国体会場になった埼玉県の第1種公認競技場をモデルにしている。観客席は個席1万5392席で、現行の3万席(うち個席6千席)の半分。これは国体以降2万5千席必要な陸上競技大会がなく将来の経費負担を考慮したもの。

  残り約1万5千席はメーン、バックの各スタンドに仮設席を設ければJリーグサッカーやラグビーW杯に対応可能とする。1階スタンド下には100メートル4コース分の通年利用スペースを確保。陸上以外にサッカーやラグビーの室内練習場として多目的に利用する。

  さらに運動公園全体の管理統括事務所、トレーニングルーム、雨天練習場、ドーピング検査室などを配置。現競技場を解体し、跡地に新設する。補助競技場は現在地に新設し、400メートルトラック6レーン(直送路8レーン)を確保する。

  公園内のサッカー・ラグビー場の西側1面を投てき練習場にする。天然芝で陸上投てき以外に球技やグラウンド・ゴルフなど多目的に利用可能な整備を求めている。最近の国体施設は投てき練習場が整備されていることを踏まえた。

  これによりサッカー、ラグビー用のコートは第1種競技場と補助競技場のインフィールド2面と既存のサッカー・ラグビー場1面となる。テニスコート8面はそのまま残す。

  県が予算化したスポーツ医科学センター(面積約3100平方メートル)と多目的屋内練習施設(ドーム型トレーニングセンター)は「都市公園法上、建ぺい率の規定で1種整備すれば収まらない」とし、運動公園外の整備を主張。

  医科学センターは同市青山4丁目の県体育協会会館の改修整備を提案。トレセンに関しては盛岡南公園球技場、近隣の紫波町や滝沢村の運動公園内に配置することも可能だと説いている。

  市が提案する施設整備配置によると、現行の運動公園を基本に整備するため、県が試算するオープンスペース(式典出演者らの待機場所など)7・5ヘクタールを十分確保していると説明する。

  菊地誠市教委教育部長は「市は岩手のスポーツの殿堂としての役割を果たしてきた運動公園を再整備し、未来を担う岩手の子供たちに引き継ぐべきと考える。そうでなければ精神的よりどころをどこに置くかということにもなる。当市の我田引水ではなく全県的にとらえても存在は極めて大きく、整備に必要十分な条件。身の丈(財源規模)に合った整備」と訴えている。

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