2009年 4月 30日 (木)

       

■ 〈岩手競馬〉「一口馬主」馬の調教を公開 首都圏からも参加者

     
  装鞍所でお披露目された馬を見る公開調教の参加者ら(盛岡競馬場)  
 
装鞍所でお披露目された馬を見る公開調教の参加者ら(盛岡競馬場)
 

 初めて地方競馬で始まった一口馬主制度で、岩手競馬に入厩した2歳馬の公開調教が29日、盛岡競馬場で行われた。宮城、青森の隣県や首都圏などから約50人が参加して、調教の進み具合を目で見て確かめた。

  岩手競馬で走ることになっているのは、クラブ法人馬主シルクホースクラブ(阿部幸也代表)が募集している2歳牝馬シルキーフェザント。3月16日に200口(1口3500円)で募集が始まり、既存会員向けの150口は2週間足らずで満口になった。新規会員向けも当日までに残り15口ほどで順調な滑り出し。

  公開調教は会員や購入希望者向けに企画された。開始時間が午前7時半からと早いため、首都圏のファンは前夜から泊まり込みで参加したほか、隣県からは未明に車で出発して駆けつけた。

  目当ての2歳馬は本馬場を3周し、最後は200メートルを14秒台で疾走。スタンド前に陣取った参加者からは驚きの声が挙がった。このあと装鞍(そうあん)所で馬を間近にしたほか記念撮影のサービスまであった。管理している小西重征調教師が調教経過を直接説明した。

  埼玉県から前夜に盛岡入りした会社員の佐竹公仁さん(37)は「岩手は初めて。こういう機会があれば旅行もできるなと思って購入した」という。調教が進んでいることを実感し「これからが楽しみ。休みの日には応援に駆けつけたい」と話していた。

  小西調教師によると、馬は入厩してから成長が続いているという。「ここまで順調にきている。ゆっくり馬のペースに合わせて調教を続け、盛岡開催の芝レースでデビューさせたい」と話した。7月を目標にしている。

  シルククラブの阿部代表は「岩手には熱意を感じる。ほかではできないことだ。関係者にお礼を申し上げたい。また次の世代もやらせてもらおうと思っている」と感想を話した。

  当日、解説役を務めた岩手競馬サポーターズクラブの松尾康司さんは「わざわざ遠くから来てもらって、岩手競馬のファンってありがたいと思う」と感想を話していた。


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