2009年 8月 27日 (木)

       

■ 〈自転車びより〉40 斎藤純 サイクルチャレンジ大会

     
  紫波自転車競技場  
 
紫波自転車競技場
 
  8月2日(日曜日)に、紫波自転車競技場で開催された「サイクルチャレンジ大会」に参加してきた。紫波自転車競技場は一周333b、最大傾斜角度34度のバンクを持つオーバルコースだ。ふだんは紫波高校や大迫高校などの自転車競技部の練習に使われていて、この競技場から巣立っていった競輪選手も多い。

  めったに体験できないバンクコースをぜひ走ってみたいと思い、自宅から現地まで、1時間ちょっとかけて自走。天気予報が外れて真夏の空がひろがる下、北上川サイクリングロードから紫波の田園地帯のサイクリングはとても気持ちがよかった。紫波の田園地帯を走るたびに私はまるで夢のようだと思う。

  紫波町をサイクリングしていると、しばしば本格的なサイクリストたちと出会う。年齢層の幅が広く、自転車競技が盛んな地域だということがよくわかる。

  さて、私がチャレンジしたのは、タイムトライアル一般の部である。

  実は自転車競技場に着いたころにはもう足が上がってしまっていたが(力尽きたことを「足が上がった」という)、星山ユニサイクルスポーツ少年団の演技や、プロの競輪選手(日本競輪選手会青森支部岩手地区)によるデモ走行などのアトラクションを見ているうちに回復できた。結果は1分06秒50で一般の部1位。

  堂々の1位と言いたいところだが、実はそうではない。この大会は子ども向けのイベントで、「一般の部」が設けられているのは保護者が参加するためなのであった。そうとは知らずに参加したため、ロードバイクの大人は私一人だけだった。

  本来、一般の部はトラック1周なのだが、「物足りないでしょうから」と2周するように勧められた(中学生の部は2周)。スピードが遅いのでバンクを試すことはできなかったが、いい経験をさせてもらった。

  ところで、バンクコースを走れるなんて、めったにない機会だと思って参加したのだが、紫波自転車競技場はときどき無料解放しているのだそうだ。私の自転車仲間たちでさえ、このことを知らなかった。紫波町はこれをもっと宣伝してもいい。

  また、JRや長距離バスと連携したプランを立てれば、全国から自転車ファンが紫波に集まってくるに違いない。紫波町サイクリングにバンクコースの体験走行を組み合わせ、食事はもちろん地元のおいしいものを提供する。夜は紫波特産のワインや地酒で歓待する。

  もっと言うなら、道路がよく整備されているうえに交通量の少ない岩手県はサイクリストにとって夢のようなところなので、県をあげて「自転車による観光活性化」にチャレンジしてもいいと思う。

  現在、日本には韓国や台湾から登山客が多く訪れている。韓国や台湾には登るべき山が少ないからだ。同様にかの国のサイクリストたちは、走れるところがなくて不満を抱えているそうだ。岩手でのサイクリングは大いに喜ばれるに違いない。花巻空港に近く、サイクリング環境に恵まれていて、バンクコースも持っている紫波町はとても有利な地域になるだろう。

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