2010年 4月 18日 (日)

       

■ 盛南開発306街区どう活用すべき 盛岡商工会議所で議論

 盛岡商工会議所総務・政策・広報委員会(小川惇委員長)、特定地域活性化特別委員会(浅井敏博委員長)の合同委員会が16日、盛岡市清水町の同会議所で開かれた。両委員会から委員15人が出席し、盛南開発地区内の306街区(13f)の用途変更を議題に取り上げ、会議所としての対応を協議した。地域特性を考慮した研究開発関連企業の誘致、公の施設の設置などから開発計画への見直しなどの意見が出された。会議所としての結論は先送りとなった。

 306街区は盛岡西バイパスに面し、同市飯岡新田のヤマダ電機NEW盛岡本店から道路(都市計画道路南仙北滝沢線)をはさんだほぼ南側に位置する。現在、第1種低層住居専用地区となっているが、市では道路も増設し近隣商業地域(8・7f)、準工業地域(6・6f)への用途変更、地区計画の設定などを県と協議しており、今後、都市計画変更手続きを進める。

  変更後は、近隣商業地域は2分割、準工業地域は3分割となる。地区計画の近隣商業地域では、隣接の盛岡西バイパス沿道と同じ沿道商業業務地区1とする。準工業地区では、映画館、マージャン屋、パチンコ店の建設は制限される。

  委員からは「シネコンなど映画館が来ない点は明確になった。危ぐされた映画の街盛岡への影響はひとまずなくなった」「306街区は一体的に活用すると思っていた。ドーム型のスタジアムなどに適した場所だったが。5分割してどのような区域になるのか、イメージが沸かない」「公の施設の設置の検討も」など率直な意見が出た。

  近隣地区に県工業技術センター、県環境保健研究センターなどがあり「研究開発関連の企業誘致を。雇用も生まれる。中心市街地とのバランスも保てる」など準工業地域に対しては具体的な活用案が出た。

  反面、近隣商業地域に対しては「秋田市内の郊外のロードサイドの店舗が激減している。中心市街地だけでない。銀座の真ん中からデパートが消える時代。政府はブロードバンド構想を掲げている。人口減少も進む。商業ゾーンを張り付ける従来の計画でいいのか」との厳しい意見もあり都市計画そのものの見直しを求めた。

  「この不況で用途変更したからといって果たして買い手がつくのかどうか」などと用途変更を疑問視する意見もあった。

  小川委員長は「13年には盛南開発事業は終わる。306街区は公募となるようだが、最後の大きな開発地区。永野会頭は研究開発地区の考え方を持っているが、いずれ会議所としてのある程度の方向性を打ち出したい」と話した。

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