2010年 4月 20日 (火)

       

■ 県議会の政和・社民クが解散 それぞれ独自に活動へ

     
  政和・社民クラブの解消を決めた5人の協議(県議会棟)  
 
政和・社民クラブの解消を決めた5人の協議(県議会棟)
 
  県議会会派の政和・社民クラブ(田村誠代表、5人)が19日、解散した。岩手友愛会を支持母体とする2人と社民党の3人は、それぞれの道を歩むことになった。岩手友愛会系の2人は民主党会派への合流を否定している。

  同日、政和・社民クラブの5人は県議会内で今後の対応を協議。岩手友愛会の支援する吉田洋治氏(盛岡選挙区)と田村誠氏(大船渡選挙区)の2人が「ゆうあいクラブ」(田村代表)、社民党議員の小西和子氏(盛岡選挙区)、久保幸喜氏(北上選挙区)木村幸弘氏(花巻選挙区)の3人が「社民党」(久保代表)として会派結成届を議長あてに提出した。

  届け出後、田村氏は「諸般の事情から。それぞれ政党という立場、私たちは無所属でやってきた経緯などもあるので、やむを得ず」と話し、久保氏は「交渉会派としての存続を前提にさまざまな角度から議論したが、9人の構成だった時代と環境がそれぞれ大きく変わっている」と話し、2人からは解消の明快な理由は出なかった。

  政和・社民クラブは社民党会派と旧政和会会派が合流し05年9月に結成された。以来「第三極としてそれなりの役割を果たしてきた」(田村氏)。しかし、久保氏が「もともと背景、基盤を異にしながらも議会内で統一行動を取っていこうという趣旨の会派だった」と語るように、寄りかかる背景や支持基盤が多岐にわたっていた。

  「地域政党いわて」結成のため4人が脱会後の会派は、以前よりもその支持基盤などの違いが鮮明になったのも事実。それが第三極の存在感にも作用していたため、会派解消について、田村氏は「大変残念だ」、久保氏も「極めて残念」と語る。

  一方で、改選期まで1年という残任期も、判断材料の大きな要素になった。久保氏は「こういう時代になって一回、それぞれの所属している背景や基盤に立ち戻って、シンプルに、それぞれ頑張っていこうとなった」と話す。「(社民と民主系が)一緒より、それぞれの立場でやった方が県民には分かりやすいし、党のスタンスがはっきりする」とも。

  吉田氏は「2人で行動していくと決めたので、民主からの誘いはない」と会派合流を否定する一方、参院選では「組織内候補もいるし、選挙区は友愛会も推薦になると思うので民主を支援していく」と話している。

  3つに分かれた政和・社民クラブ。「連合の組織内議員ということで、連携を取れるとことは取っていこうと確認した」(田村氏)、「政和・社民に象徴されるような連携の姿ができるだけ追求していきたい」(久保氏)と、新たな立場で個別課題での連携を模索していく。

  元政和・社民クラブで地域政党いわての会派代表となった飯沢匡氏は「今まで積み上げてきたものを大事にしたいので政策課題で連携できるものは連携していきたい」と話している。

  新会派結成により、県議会(現46人)の会派は民主党21人、自民クラブ12人、地域政党いわて5人(以上交渉団体)、社民党3人、ゆうあいクラブ2人、共産、公明、無所属各1人となった。

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