2010年 4月 22日 (木)

       

■ 〈こころスケッチ〉104 吉田茉莉子 こども

     
   
     
牛乳がうしの細胞であるならば
この 一粒 一粒に
いのちが宿っている
おっぱいが
白い血液ならば
僕は
牛の血を飲んでいるのだ
 
それに比べて
先生はヒステリーだ
この人の血は多分真っ赤で
美味しくないのだろう
 
僕は牛乳を一気に飲みほす
口に白い髭をたくわえて
校庭に向かう
 
何も知らない
こどものフリをして

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