2010年 5月 17日 (月)

       

■ 滝沢村が村内3大学と連携 研究費や活動費を提供

 滝沢村は10年度、村内にある盛岡大学(望月善次学長)、岩手看護短期大学(小川英行学長)、岩手県立大学(中村慶久学長)の3大学と学連携活性化事業を実施する。これまで共同研究として課レベルでの連携はあったが、全庁をまとめた形での連携は初めて。事業を通して村と各大学の連携を強化するとともに、地域と一体となり幅広い課題解決に取り組む。

  同事業はたきざわGP、夢・プロジェクト、プレゼン・コンテストの3事業からなる。単年度事業で事業費は総額270万円。たきざわGPは第5次滝沢村総合計画(5次総)を進める上で課題となる事項について村が研究費を提供し、テーマに沿って研究してもらう。1件あたり50万円を上限に3件の採択を予定している。

  夢・プロジェクトは5次総に掲げる将来像実現に向けて意欲的にチャレンジする学生からプロジェクトの提案を受け、村がその活動費を提供する。1件あたり30万円を上限に3件の採択を予定する。

  プレゼン・コンテストは5次総に掲げる夢、生きがい、きずなのキーワードの実現に向けてどのような施策を進めるべきか、大学を中心に盛岡農業高や盛岡北高、地域団体などを含めて分析、検討を行い、フォーラム形式によりプレゼン発表する。

  具体的なテーマなどについては今月開かれる各大学との連携会議の中で決めていく。現時点で想定しているのは健康や食育、社会基盤、社会環境など幅広いテーマ。国勢調査で県内トップとなった村の平均寿命の要因解明や地域ごとに異なる医療費の分析などに村としては取り組みたい考えだ。

  加賀谷建企画総務課長は「後期の総合計画に向けて課題解決の場とするとともに、シンクタンクのような機能を持ちながら行政と地域、大学が協働していく体制をつくり、一歩進めていろいろな社会実験をしていきたい」と話す。

  柳村典秀村長は「重点政策にもしている若者定住という一つの政策がある。それらを生かすために学生からさまざまな提案をして頂ければ、最終的にそれが若者定住につながると思っている。夢・生きがい、きずなの実現に向けた取り組みということでさまざまなことが提案されていけばありがたい」と学連携が若者の定住促進にもつながると期待する。

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