2010年 6月 18日 (金)

       

■ 〈よしこさんのおいしい岩手〉40 カツオの香味野菜ソース 丸山淑子

     
   
     
女房を質に入れても食べる、という江戸っ子が好きな初鰹(カツオ)。夏に黒潮にのって東北沿岸に北上してきます。初鰹は土佐沖・銚子沖、戻り鰹は三陸沖・銚子沖が主な魚場です。岩手県では7・8月が最盛期、10月ころまで水揚げされますが、今年は、6月6日に例年より2週間以上早く初水揚げされ、豊漁が期待できそうです。

  刺身・たたきも美味ですが、今回はイタリアンです。手軽に作れ、パン・パスタ・ご飯にも合います。野菜はお好みのもので。トマトなど水分の多い野菜が向いています。

  【材料 4人分】1人分90`i

  カツオ(刺身用)1/2節(250c)、セロリ(粗みじん切り)カップ1、キュウリ(粗みじん切り)大さじ4、新玉ネギ(みじん切り)大さじ4、新ショウガ(みじん切り)大さじ1、A[塩・しょうゆ各小さじ1、酢・オリーブ油各大さじ1、黒こしょう適量]、塩少々

  【作り方】

  @カツオは、血合いを切り取り、塩少々をして20分おく。

  *血合いは、ショウガ・酒・みりん・しょうゆで煮ると、もう一品になります*

  A野菜とAの調味料をよく混ぜて10分おく。

  B@の水気をペーパータオルで軽く押さえ、5_巾に切り、器に並べ、Aをかける。

  【ポイント】

  @カツオに塩少々!身がしまり、下味がつき、水っぽくなりません。

  Aソースを混ぜたら10分おく!野菜から水分が出てソースになります。

  【栄養ひと口メモ】

  カツオは、春はたんぱく質がたっぷり、秋は不飽和脂肪酸が豊富です。その差は、脂質が12倍、DHAが11倍、IPAが16倍も含まれています。同じ魚でも季節によりメリットが違います。代謝を活発にし、血行を良くし、冷え性にも効果的なビタミンB群は、春秋問わず豊富に含まれています。タマネギに含まれるアリシン効果でビタミンB1の吸収力もアップします。ほかにも、コレステロールの低下・動脈硬化予防・肝機能の向上に役立つタウリン。「皮膚ビタミン」と呼ばれるナイアシンも含まれ、血合い肉には鉄分・ビタミンAも豊富です。

  栄養満点のカツオは鮮度が命!鮮度が落ちると不飽和脂肪酸が酸化してしまいます。新鮮なうちにビタミンを壊さずシンプルに食し、回遊魚の元気を私たちもいただきましょう。
  (料理研究家、大迫町在住)


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします