2010年 6月 25日 (金)

       

■ 参院選公示、政権の評価問いかける

 第22回参議院通常選挙は24日公示された。岩手選挙区(改選数1)には届け出順に自民党新人の元県議高橋雪文氏(40)、再選を期す民主党現職の主浜了氏(60)=国民新党推薦、社民党新人の党県幹事長伊沢昌弘氏(63)、共産党新人の県書記長瀬川貞清氏(60)の4人が立候補した。今選挙は昨年の衆院選で政権交代し約9カ月の民主党を中心とした政権の評価が問われる選挙。菅内閣発足で内閣支持率の高まった与党が参議院で安定多数を確保できるか、自民党など野党がそれを阻止できるかが焦点。一方、争点としては民主党が批判されてきた政治とカネの問題、社民党の連立離脱を招いた米軍普天間基地問題、厳しさの続く経済・雇用などのほか、消費税増税論が急浮上している。投票日は7月11日。

  岩手選挙区の各陣営は午前8時半から、県庁12階に設けられた県選管の届け出受け付け場で立候補届を済ませ、4陣営は午前9時ごろ、盛岡市の中心部で第一声。17日間の熱い戦いに入った。

  ■高橋雪文氏

  高橋氏は同市内丸の桜山神社で出陣式後、亀ケ池前で第一声を上げた。高橋氏は白いポロシャツ姿で「40年を振り返ったとき、まさしくこの戦いに立ち上がって、必勝を期すために育てられたと実感した。今回の戦いは日本の再生、自民党の再生、岩手の再生であるとともに、私のすべてをかけた集大成と位置づけ、精いっぱい全力で戦う」と決意を示した。

  自民党県連の鈴木俊一選対本部長、千葉伝幹事長らは民主党や現政権を批判し「日本の命運のかかった選挙だ」と自民党への支持を訴えた。比例代表に出馬の元県議小野寺有一氏も若い政治家の覚悟を決めた挑戦への支援を求めた。

  ■主浜了氏

  主浜氏は同市菜園の事務所で出陣式後、カワトク前で第一声を上げた。6年間、こだわり続けている赤のネクタイを締め、スーツで支持者の前に立った。

  主浜氏は「初心を忘れないで、初心に帰り、皆様の声をしっかり聞いてそれを政策に実現していくような政治活動をしていきたい。チャレンジャーのつもりで一生懸命頑張っていく」と述べた。

  陣営には小沢氏を除く岩手関係の国会議員全員そろい踏み、党のほとんどの県議も並んで民主党王国を印象づけ、達増知事が「主浜さんに圧倒的な票数で大勝利を」と声を上げた。

  ■伊沢昌弘氏

  伊沢氏は前日夜に事務所開きした同市南大通の事務所前で、濃紺ストライプのスーツにネクタイの姿で第一声を上げた。6月はじめの擁立決定となった伊沢氏は、党の連立離脱について「普天間問題は社民党が政策の1丁目1番地として掲げた平和の問題、アメリカの軍事基地の縮小廃止を求める考えと相いれない政府決定になった。党は筋を通したことを選挙戦を通じて訴えていきたい」と選挙戦の意義を訴えた。

  小原宣良県連合代表は「社民党が第三極となって日本の政治を正しい方向に導いていかなければ」と支援を呼びかけた。

  ■瀬川貞清氏

  瀬川氏はグレーのスーツにレジメンタルのネクタイを締め、同市本町通の浅沼ビル前で第一声を上げた。瀬川氏は「アメリカにも大企業にもモノを言える政治への転換を目指して、全力で頑張り抜く」と決意。消費税が争点に浮上したとし「消費税は大企業の減税の穴埋めに使われてきたのが真相。消費税増税は福祉の充実にも財政の再建にも結びつかない。庶民の生活は破壊され、景気は悪化していくものになる」と反対の結集を喚起した。

  菅原則勝党県委員長は「今度の選挙ほど暮らしと平和がかかった選挙はない」と述べ、暮らしと平和を守るために党の勝利を呼びかけた。

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