2010年 7月 17日 (土)

       

■ 住民主役の地域づくり 松園地区で「探検隊」(上)

  盛岡市松園の移住者二世が中心になって活動する松園地域まちづくりセンター「こーでねぇと松園」(藤澤大祐代表)は、地域住民自らが主役の地域をよくする取り組みを本格化させた。6月には地域住民と「まつぞの探検隊」を実施。探検の成果を年度内に仮称「松園地域情報マップ」としてまとめる。市の民間提案型緊急雇用創出事業の採択も受けた。今後探検隊の秋編や別のイベント開催も構想中。地域内の高齢化や世代間交流の活発化へ住民の関心や期待も集まりそうだ。

 ■50人が松園探検

  まつぞの探検隊は6月13日、地域内を松園、西松園、北松園など5コースに分かれて行われた。東松園小に隣接する松園地区公民館を出発し、各コース約5〜6`を約2〜3時間かけて歩いた。

  告知や人づてに情報を聞いて、当日の飛び込みを含め総勢50人が参加した。全員が地域住民。昭和40年代の団地分譲開始当時からの移住者や小学生、メンバーと同世代の移住者二世が子ども連れで集まった。

  メンバーの中には各地で協働のまちづくりに取り組んだ経験を持っていたり、代表の藤澤さんらの親世代に当たる人も協力している。松園地域13町内会・自治会で構成する松園地区自治協議会も共催し、役員も参加した。若手居住者の熱意に対して、期待感の表れでもある。

  募集を開始したのは今月に入ってからと遅かった。参加者数が少ない場合はコースを厳選すると事前に打ち合わせていたが、良い意味で予想を裏切る結果となった。

  ■新たな驚きと発見

  コースごとにメンバーが先導。事前踏査で探したスポットを参加者と回った。同日の蒸し暑い天候もなんのその。坂道の多い地域内で、住んでいながら気づかなかった名所や景観の良い場所を見つけると、写真に撮影したりメモしたりした。

  「子どものころを思い出した」。メンバーで歯科医師の守口和さんは西松園コースを歩きながら、昔遊んだ場所の記憶をよみがえらせていた。「山や緑が今も多く、家の庭がきれいにされている。途中で行き倒れになることはないと思った。だって至る所に病院があるから」。

  斜面には各家庭が草刈りをし、草花を植えていた。無料の植物園もあった。県立博物館そばでは毒ヘビの一種ヤマカカシも目撃。自然が豊かだった。

  小鳥沢コースを歩いた理髪店の紺野薫さんは「小野松山という山に神社と大きな石があった。30年住んでいるけど初めて知った」と感想。約30年住んでいるメンバーにも驚きと発見があった。


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