盛岡タイムス Web News 2010年 10月 18日 (月)

       

■ 大慈寺町は板塀が似合う 住民たちで作っちゃった

     
  趣のある街並みを作るため笠木と塀の塗装を行う参加者  
 
趣のある街並みを作るため笠木と塀の塗装を行う参加者
 
  盛岡市大慈寺町内にある旧料亭川鉄のブロック塀を板張りに生まれ変え、景観に調和させようという「板塀プロジェクト」(市歴史的街並み保存活用推進協議会など主催)が16、17両日行われた。17日は大慈寺・鉈屋町子ども会の親子ら約30人が参加。笑顔を見せながら塗装、仕上げをした。

  旧料亭川鉄の大慈寺側にあるブロック塀は、高さ約1・5b、幅約45b。16日に約50人が参加して板を打ち付けた。17日は全体の塗装と塀の上部に取り付ける屋根「笠木」の取り付けが行われた。

  使用された塗料はヤシ油など自然の素材で作られたもので、環境に優しく作業に参加した児童にも安心。塗料をしみこませた布を手に、張り付けられた板を一枚ずつ真剣な表情で塗装した。

  大慈寺小5年の澤田真帆さん(10)は「自分の中で出来は60点。もう少しきれいにできると思っていた。下のほうを塗るのが大変だった」と話した。

  同校5年の照井将斗君(11)は「作業には2日間参加した。くぎを打つのが楽しかったし、塗装は学校ではやったことがなかったから意外と力が必要だった。うまく塗れて昔のような雰囲気になったので通る人に見てほしい」と自信満々。

  主催した盛岡まち並み塾の渡辺敏男事務局長は「今回の作業はまちに一度混ざってしまった即物的な景観を元に戻す作業。作業には暮らす一人ひとり、一軒一軒の協力。塀一つでも景観が変わってくれれば」と話す。

  鉈屋町町内会の大坊公二会長(71)は「町内でも普通のブロック塀の家がある。補助も出るので、ここを見て気楽に相談してもらえれば。景観に合ったものはどんどん増えてもらいたい」と期待を込め、塗装に励んだ。

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