盛岡タイムス Web News 2011年 2月 7日 (月)

       

■ 福祉車両に関心向く 販売店でも展示会計画

     
  新型ラクティス・ウエルキャブ  
 
新型ラクティス・ウエルキャブ
 
  車いすに座ったまま乗り込めたり、乗り込む際に電動リフトを使えたりする福祉車両を自家用に導入する一般家庭が増えているという。ウエルキャブ、ライフケアビークルなどと呼ばれるこうした車は通常車両よりはやや割高だが、車両本体が200万円を切る価格帯で提供されはじめ、庶民の手にも届くようになった。移動が不自由になった親などをあまり負担をかけずに外に連れ出せる。そうした福祉車両が県内の工場でも組み立てられている。

  盛岡市上田の岩手トヨペット(元持勝利社長)は、関東自動車岩手工場製造の車いす仕様の新型ラクティス・ウエルキャブの試乗車を導入し、本格的なPR活動を開始した。11日から13日まで、同市本宮のイオン盛岡南SC(ショッピングセンター)内で展示会を開催し、人に優しい新型車を体感してもらい、広く周知を図る。

  車は10年11月、コンパクトカー(小型乗用車)のラクティスをフルモデルチェンジして発売。車いすに座ったまま乗降が可能で、車いす使用者も介助者も、快適に乗降できる装備を搭載した。

  主な特徴としては専用ハイルーフで、車いすで乗車しても頭上がひろびろしており、ゆったりできる快適な室内スペース。介助者が隣に座れる。タイヤ専用ガイドの設置で車いすの乗降がスムーズ。バックドアにストライプが付き、小柄な人でもドアを楽にひける。車いす使用者が乗車する場合は乗車人数は4人だが、乗らない場合は5人まで乗車が可能。助手席に昇降リフトが付いている仕様車もある。

  ホンダはライフケアビークル、三菱はハーティーランなどと呼ばれる。

  岩手トヨペットで導入した試乗車は排気量が1300ccで2WDのタイプ。車両本体価格は177万7千円(消費税非課税)。

  同社の鈴木崇司人材開発グループ課長(46)は「高齢化社会になり、30代、40代の方が車いすに親や祖父母らを乗せ外出する機会が増えているようだ。体が不自由だと、車いすのままで自動車に乗ることに気が引ける人も少なくない。新型車は車いすの方も介助する方も快適に乗り降りできるよう製造されている」と新型車の特徴を語る。

  同社では今回、導入した試乗車を同SCで展示しPRする。鈴木課長は「まだまだ新型車の存在が知られていない。さまざまな機能を持った新型車をまずは知ってもらいたい。そして高齢化社会の中で、車いすのまま乗れる車の役割などを理解してもらえれば。岩手産の車でありぜひ家族一緒で来場を」と話す。

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