盛岡タイムス Web News 2011年 2月 22日 (火)

       

■ 八幡平市予算は8.5%増 一般会計総額172億円

 八幡平市は18日、11年度の当初予算案を公表。一般会計は172億5300万円で対前年度当初比8・5%の増。田村正彦市長は「総合計画の後期5カ年のスタートという認識で予算編成を行った」としており、定住人口の促進や第一次産業の生産力向上など5つのテーマの立ち上げを図っていく考え。これらのテーマに即した事業としては、道路整備事業の中で大更駅周辺の基幹道路の設計、旧松尾鉱山周辺跡地の活用に向けた滞在型観光振興計画の策定などを行う計画。普通建設事業費は同60・8%増となる23億9469万円。主な建設関連事業を見ると、新庁舎建設関連では実施設計を進め、学校関連では西根中学校の耐震補強と大規模改造に着工するほか、西根第一中学校の改修に向けた設計を行う予定。

  ■歳入

  歳入は市税が28億3002万5000円で同3・5%減、地方交付税は78億円で同6・8%増、国庫支出金は14億7724万4000円で16・7%増、県支出金は12億7693万5000円で同30・3%増、市債は21億5170万円で同20・9%増など。

  国庫支出金や県支出金の増額は子ども手当負担金や自立支援負担金の増額によるもの、市債の主な内訳は合併特例債9億3630万円、臨時財政対策債7億円など。

  ■歳出

  性質別の歳出を見ると、義務的経費は扶助費の増額などを背景に同1・2%増となる76億5949万9000円。投資的経費の中の普通建設事業費は、道路建設事業費の増額や松尾地区コミュニティーセンター、西根中学校の校舎改修、国道282号の用地補償などを盛り込んだことで同60・8%増と大幅に伸びて23億9469万円。目的別歳出で伸び率が大きい項目を見ると、土木費が19億551万7000円で同41・1%増、教育費が20億1253万2000円で同35・1%増、議会費が2億2638万3000円で同32・1%増、労働費が1億8819万6000円で同61・6%増など。

  ■主要事業

  主な事業計画を見ると、新規に西根第一中学校の校舎改修事業に着手。1960年代前半に建設された校舎は老朽化が進行し、コンクリート強度の不足も明らかになっていることから、耐震補強と大規模改造を行うもので、11年度は918万6000円の事業費で設計などを行い、12年度以降に工事に入る見通し。

  道路に関連した新規事業では、橋梁長寿命化計画の策定業務に2600万円を計上し、3カ年で市内約370の橋梁維持管理計画の策定作業をスタート。道路整備計画策定業務には800万円を盛り込み、市内道路ネットワークのあり方などの検討や整備方針の策定を2カ年で実施する。また3億832万7000円の事業費で、県から国道282号西根バイパスの用地補償業務を受託する。

  主な継続事業では、庁舎建設事業費に1億1043万6000円を計上。11年度は庁舎建設の実施設計、上水道工事の負担金、敷地登記測量などに充てる。新庁舎の延べ床面積は7989平方bの見通しで、12年度の着工が見込まれている。

  教育費の関連を見ると、西根中学校校舎改修事業として1億9156万9000円を盛り込んでおり、11〜12年度の2カ年で校舎の耐震補強工事、トイレの洋式化や床の段差解消など大規模改造を行う。松尾地区コミュニティーセンターは10年度からの継続事業で、11年度末の完成が見込まれる。

  土木費の市道等整備事業は、10年度から1億6000万円近い増額となる6億446万1000円。山子沢線の歩道と大更中央線を大更駅周辺の基幹道路として設計に入るなど、道路整備の促進を図る。

  主な新規のソフト事業は、西根・松尾地区コミュニティバス試験運行補助金に3886万2000円を計上し、西根地区4路線、松尾地区2路線でのバス試験運行に対して補助を行う。11年度の6月24・25日に開かれる「第80回全日本アマチュア自転車競技選手権大会」に対する補助金としては、1000万円を計上した。

  後期基本計画における重点項目である滞在型観光推進と合宿の里づくりに向けて、旧松尾鉱山跡地周辺の活用策を探る「滞在型観光振興計画」の策定には1000万円を計上。コンサルへの委託と合わせて学生や観光事業関係者によるワーキンググループ立ち上げ、計画策定に取り組む考え。

  ほか、新規事業としては優良牛改良基金造成事業補助金に2000万円、ほうれんそう大規模生産団地整備に600万円などが計上されている。

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