盛岡タイムス Web News 2011年 8月 13日 (土)

       

■ 帰省ラッシュ 思い深く古里の土を踏む

 東北新幹線は12日、帰省のピークを迎えた。今年は震災後の初盆で、盛岡駅にはそれぞれの思いを胸に帰省する人の姿があった。ホームには新幹線を降りて家族と再会し、足早に実家を目指す帰省客が目立った。今年は盆入りが週末と重なり、帰省は12日から13日にかけて、Uターンは15日から16日にかけて混雑すると見られる。

 東北新幹線は12日午前8時56分東京発の「やまびこ273号」が乗車率120%に達し、同日午後から盛岡駅は大勢の帰省客で混雑した。午後2時28分発の「はやて・こまち171号」は100%、同2時40分発の「やまびこ285号」は120%で、同日は夜遅く盛岡に到着する便まで混雑し、乗り換えにコンコースを多くの人が行き来した。

  仙台市から盛岡市の実家に帰省した会社員の砂崎鎮さん(25)は「地震のあと実家に帰るのは初めて。連絡は取っていたが、まだ顔を見せていないので」と話し、家族のもとに急いでいた。東京都板橋区の主婦の西野美和さん(34)は夫の実家が盛岡で、早めに帰省してUターンした。「お盆のラッシュは避けて来た。震災のあと帰るかどうか迷っていたが、お盆なので帰ってきて良かった」と話していた。
  釜石市出身で東京都渋谷区の50歳の女性は「弟の初盆で、実家も流されてしまったが、早く帰ってやりたい」と話し、親族とともに自動車で釜石に帰っていった。

  盛岡駅の佐藤年男駅長は「いつもと違い、被災のあとの状況なので、いろんな思いを持って帰ってくる人がいると思う。安心して利用してもらえるよう、しっかり案内したい。夏休みに入ってお客さんは増えて例年に近い状況だが、初盆を迎えられる人もおられるのではないか」と話していた。

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