盛岡タイムス Web News 2011年 11月 1日 (火)

       

■ 求める人を求める企業に 震災後の雇用マッチングへ就職面接会

     
  復興支援のため開かれた就職面接会  
 
復興支援のため開かれた就職面接会
 
  盛岡公共職業安定所と盛岡市などの主催で「復興支援もりおか就職面接会」が10月31日、盛岡市のホテルメトロポリタン盛岡で開かれた。東日本大震災津波の被災者をはじめ、一般求職者、新卒者を対象に開かれ、盛岡管内75事業所と求職者約300人が参加。震災後の雇用マッチングを図った。通常の就職面接会と同じく新卒予定者の参加が多かったが、震災の影響で失業した人も参加し、切実に職を求めている実態が改めて浮き彫りになった。

  面接会は震災により離職を余儀なくされた被災者と一般求職者、新卒予定者と3年以内の既卒者を対象に、雇用対策として開かれた。約50事業所の参加見込みに対して大幅に上回り、2会場に分けて開催。求人意欲の高まりをうかがわせた。参加者は289人で、うち被災者を含む一般95人、学卒194人だった。

  矢巾町の岩手三八五流通総務部の大和栄二部長は「中途でも即戦力の人材がほしい。震災の影響で職を外れた人がいて希望されれば、採用してお役に立ちたい」と話した。盛岡市の丸義工務所の石川ヒサ取締役は「事務職に欠員ができたので、このような機会に誰か良い人材を採用したい」と話した。

  一関市の平野組の菊池篤典総務課長は「建築、土木の技術者を中途採用、新卒で採用したい。即戦力になるよういくらか経験のある人も入れたい。明るくコミュニケーション能力がある人を」と話し、新卒、経験者とも歓迎した。

  求職者の盛岡市の主婦の郡司とよ子さん(55)は「盛岡市内でも被災者というのか、4月から会社に解雇された。震災の影響があって売り上げが減ったということだった。来てみると新卒の人が多いし、年齢的なこともあるので」と話し、熱心に職を探していた。

  盛岡情報ビジネス専門学校2年の川村崇さんは「震災のとき家族と連絡がつかず、とても大変だった。就職は遠距離ではなく、できれば地元にしたい。震災後の就職は厳しい状況だが、そこに中途の人も入ってきているので大変だ」と話していた。

  盛岡公共職業安定所の千葉幸則業務課長は「盛岡を中心とした就労についての面接会で各地の職安を通じてお知らせした。被災地では事業所を再開できないでいるところも多いので、自分の希望に合う職場を探してほしい」と話し、雇用の受け皿として管内に広く門戸を開いた。

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