盛岡タイムス Web News 2011年 11月 23日 (水)

       

■ 盛岡城跡保存管理計画の策定を地元が了承 桜山地区は商店街と共存へ

 盛岡市は、桜山神社参道地区を含む史跡盛岡城跡保存管理計画について、12月にも計画案の市民意見募集を開始する。来年3月までに計画を策定し、所管の文化庁に提出する。この前提として桜山地区の保存管理(改装改築ルール)やまちづくりについては商店街と共存共栄を図り、地元との合意形成によって進めることとし、計画案には今後の方向性のみを盛り込む。

 内容は22日、地元の内丸第2町内会(高橋司会長)と東大通商業振興会(颯田淳会長)との協議の場で了承された。市が昨年9月末に示した将来像(整備計画案)を今年7月に白紙撤回して以来、初めて開かれた。鈴木幸雄都市整備部長ら5人が市側から出席。地元は地権者を含む約30人が参加した。

  保存管理計画案では、史跡内の規制レベル(管理基準)が本丸や二の丸など場所によって4段階に区分される。桜山地区を含むエリアは第4種と、規制が最も低いエリアに位置づけられている。

  両者の協議により、これまでの計画案はいったん白紙に戻される。市は桜山地区の将来像について「歴史性と、商業機能を持つ地区としての位置づけを並存させつつ安全・安心のまちづくりの観点も踏まえ、長期的に整備を検討する」と方向性の提示のみに変更し、策定する考え。

  市は22日、協議の場の基本ルールとして話し合いの結果は文書で相互に確認して進め、桜山地区のまちづくりは話し合いの結果を尊重して進めることなどを地元に説明。年度内にもメンバー構成や名称などを地元の理解を得てまとめる考え。これについて地元側も異論はなかった。

  今後はまちづくりと並行して、土地の権利や建物の転貸(また貸し)などの法的課題についても整理、改善していくことになる。

  鈴木部長は「個別の協議に入れば千差万別の意見が出るので、まとめるのにも時間がかかる。文化庁からも意見が出ると思うが、地元の意見を生かし、精力的にまちづくりを進めたい」と述べた。


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