盛岡タイムス Web News 2012年 3月 20日 (火)

       

■ 県教委が3210人の異動 復興教育推進へ重点配置

 県教委は19日、教職員の12年度定期人事異動を発表した。発令は4月1日付。異動者は3210人で、東日本大震災で一部異動が凍結された前年度(2172人)を大幅に上回っている。特に震災津波からの早期の復興に向け、被災地の実情やニーズに配慮。「いわての復興教育」などを推進するための人材を重点的に配置した。国が定める教員数も震災復興への対応のため227人の加配となる見通し。県教委学校教委室には復興教育担当の特命課長を新設した。

 異動者の内訳は小学校1235人、中学校767人、県立学校1006人、教育委員会事務局202人。

  県立学校は、定年退職する山田市雄・盛岡三高校長)の後任に、佐々木修一県教育次長兼学校教育室長(59)が就任する。同校はSSH指定校、高体連事務局校でもあり、文武両面の経営手腕が期待される。県高校教育研究会事務局校の盛岡二高は、定年退職する鈴木俊校長の後任に、千葉仁岩谷堂高校長(58)が決まった。

  農業教育のセンター校の盛岡農業高は、定年退職する千葉祐悦校長の後任に、高橋嘉夫花巻農業高校長(58)、商業教育の中心を担う盛岡商業高は、定年退職する吉田敏男校長の後任に、金野仁宮古水産高校長(58)が異動する。

  特別支援学校は盛岡視覚支援学校長に、高橋勉盛岡峰南高等支援学校長(58)、盛岡聴覚支援学校長に、中里哲夫福岡工業高校長(58)が就任。高等部を単独設置する盛岡峰南高等支援学校長には、中川玲子平舘高校長(58)を起用した。

  小中学校は、11年度の県小学校長会長を務め定年退職する阿部敬行城南小校長(60)の後任に、佐藤功盛岡市教育次長兼学校教育課長(58)が就任する。若柳小校長、宮古教育事務所長など経験が豊富で、研究指定校の城南小での手腕が期待される。

  本宮小の児童増などで新設される向中野小校長には、平政光本宮小校長(58)が就く。石切所小校長や久慈教育事務所長を歴任、本宮小での3年間の実績もあり、地域と密着した新しい学校づくりが期待される。

  盛岡市中学校長会長を務めた佐々木繁厨川中校長(60)の後任には、佐々木孝志飯岡中校長(58)が、盛岡市中体連会長を務めた菊池成俊北陵中校長の後任には佐賀文行渋民中校長(58)が就任する。生徒600人を超える大規模校の滝沢南中校長には、八田佐智滝沢中校長(58)が異動。競技力向上を期待し、矢巾北中には川村孝一三崎中校長(54)の転任が決まった。

  県教委事務局は、佐々木修一教育次長兼学校教育室長の後任に多田英史学校教育室首席指導主事兼義務教育課長(56)が就任。県立図書館長には、平泉の世界遺産登録に長年尽力した中村英俊生涯学習文化課文化財・世界遺産課長(59)が就く。復興教育などを強力に推進するため、学校教育室の復興教育担当特命課長に松葉覚宮古教育事務所主任指導主事(50)を起用した。

  震災後の高台移転などで埋蔵文化財発掘調査が増大するため、生涯学習文化課の職員は15人増員。うち10人は全国の自治体からの応援。県教委から陸前高田市など被災市町へは職員7人を派遣する予定。

  退職者は小中学校182人、県立学校160人、事務局6人の合わせて348人。新採用は小学校52人、中学校79人、高校60人、特別支援学校36人、事務局4人の合わせて231人。

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