盛岡タイムス Web News 2012年4月 8日 (日)

       

■ 青山2丁目、3丁目アパート建て替え 今年度に設計、測量

     
  老朽化に伴い建て替え事業の始まる市営青山三丁目アパート(姫が丘児童公園側から撮影)  
  老朽化に伴い建て替え事業の始まる市営青山三丁目アパート(姫が丘児童公園側から撮影)  
  盛岡市は老朽化している市営青山二、三丁目アパート21棟の建て替え事業に今年度、着手する。設計、測量を実施。効率的な建て替えに配慮して解体作業も行い、2013年度から順次建設を開始する予定。高齢者の割合が高い入居者の多くが継続入居を希望しており、どの棟から解体し、建て替えるかの配慮が不可欠。建て替えに関する基本構想のとりまとめを急いでいる。今月中旬にも入居者や周辺住民に示す考え。

  担当の建設部建築住宅課によると、建て替え対象は二丁目アパート全6棟のうち1〜4号の4棟、三丁目アパートが全17棟。いずれも第2次世界大戦後に大陸からの引き揚げ者を受け入れる住宅団地として整備された。

  竣工時期は最も古い棟で1959(昭和34)年。最も新しい三丁目17号棟で72(昭和47)年と、いずれも完成から40年以上が経過。市営住宅の全23団地(2751戸)の中で最も古い。建物の老朽化も進んでいる。

  建て替え事業については、これまで市議会や地元などが要望してきた。07年度には民間から事業を加速させる動きもあった。地元や入居希望者、市にとって長年の懸案事項になっている。

  全515戸のうち現在入居しているのは245世帯。入居者の8割近くが高齢者。多くはアパート完成直後から入居し、子どもの自立後も住み続けている世帯だという。同課が入居者を対象に実施したアンケート(回収率78%)の結果、84%が建て替え後も入居の継続を希望した。

  市は事業実施に伴い11年度中に基本構想をまとめ、入居者や周辺住民に内容を示す予定だった。時期が今年度にずれ込んでいる。

  事業は全棟を一斉に解体するのではなく、優先順位をつけて解体と建設を繰り返し、13年度から20年度をめどに建て替えを完了させたい考え。このため継続入居を希望する住民にとっては、建て替え順に伴う移転の負担感がある。特に高齢者への配慮が必要になる。

  箱崎嘉克同課長は「解体して建設し、敷地の確保も効率よく行う必要がある。それでも最初に移転する方は最低2回引っ越すことになると思う。移転負担の軽減を求める声が出ており、今月中下旬には基本構想の形をつくる必要がある。それを基に、われわれとしても早く説明したい」と話している。

  市では基本構想がまとまり次第、基本設計、実施設計の順に着手。地質調査後に解体を始める考え。今年度は当初予算で約9千万円を計上。解体費のほか移転補償金などが含まれている。


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