盛岡タイムス Web News 2012年4月 22日 (日)

       

■ 宮古盛岡横断道 簗川道路に中心杭設置

     
  宮古盛岡横断道路の簗川−区界間の西端で行われた中心杭設置式  
  宮古盛岡横断道路の簗川−区界間の西端で行われた中心杭設置式  
  東日本大震災津波からの復興支援道路に位置づけられている国道106号「宮古盛岡横断道路」の区界−簗川間、平津戸−岩井−松草間の中心杭設置式は21日、盛岡市簗川第6地割地内の簗川道路終点で行われた。区界−簗川間については国交省岩手河川国道事務所が2012年度、区界〜簗川間約8`の測量、地盤調査、予備設計に着手。国からの予算配分額は18億円が計上されている。同日を機に工事が本格化。関係者は早期完成を願った。

 宮古盛岡横断道路は宮古−盛岡間の総延長約90`。国は11年度第3次補正予算で「最大の難所」となる区界−簗川間のほか平津戸岩井−松草間延長7`、宮古−箱石間同33`(宮古西道路同3・6`を除く)の計48`を新規事業化した。

  盛岡側では震災前から都南川目道路延長6`、県施工の簗川道路同6・7`が着工済み。区界−簗川間は簗川道路東端の終点部と接続する。3月には測量、地盤調査に伴う私有地への立ち入りについて説明が行われ、地権者の了承が得られた。

  新規事業化区間が完成すれば、盛岡市と宮古市までの所要時間が距離換算で17分短縮される。災害時の確実な緊急輸送や代替機能が確保できる。観光を含めた人の移動、物流を通じた被災地の復興支援につながると期待がかかる。

  設置式には事業主体の岩手河川国道事務所、県、盛岡市と宮古市、両市議会、同区間の地元簗川や宮古市門馬地区の住民団体から関係者が出席した。階猛、菊池長右ェ門両衆院議員も列席した。

  橋公浩岩手河川国道事務所長は「かねて整備について強く要望いただいてきた区間。昨年11月成立の3次補正で震災復興のリーディングプロジェクトとして内陸部を結ぶ支援道路として新たに事業化された。被災地の一刻も早い復興へ、安心安全に暮らせる『命の道』としてスピード感を持って事業を進めたい」と訴えた。

  菊池正佳盛岡広域振興局長は「今回で横断道路すべての中心杭が設置された。宮古地域の長年の悲願でもあり、高規格で整備されることは沿岸に大きな夢を与え、復興に力を与える」と期待を寄せた。

  谷藤裕明盛岡市長は「早期完成へ市も最大限の努力を惜しまない」と約束。

  山本正徳宮古市長は「震災大津波で甚大な被害を受けた沿岸市町村にとっては復興への記念になる第一歩となり、沿岸復興を後押しする重要なファクター。1年でも早い完成へ事業の進ちょくを願う」と述べた。

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