盛岡タイムス Web News 2012年 6月 9日 (土)

       

■ 建て替え基本構想策定 盛岡市営青山2、3丁目アパート

 盛岡市は老朽化している市営青山2、3丁目アパートの建て替えに関して基本構想を策定した。現在管理する515戸分の全21棟から248戸分の7棟を新たに建て替える。一部は用途廃止する。廃止部分を活用して団地内には社会福祉施設が整備される。事業期間は今年度から2020年度までで事業費約31億円を見込む。年内にも1棟目建設へ解体に着手する。2013年3月には建て替え第1号で入居開始を見込む。8日に市議会へ示された。

 市建設部建築住宅課によると、アパートは入居する245戸、381人(2月1日現在)を優先して受け入れる。いずれも4階建てでエレベーターを設置。各部屋には要望の多い浴室を各戸に設置。間取りは既存の2Kから入居者の希望が多い広さ1・87倍の2DK(55平方b)を116戸整備。

  入居者の希望により1世帯1台の駐車スペースを確保する。入居者のうち単身世帯は154世帯で63%、65歳以上世帯は164世帯で67%、高齢の単身世帯は104世帯で42%いる。高齢者はなるべく低層階に入居させる。

  事業費のうち45%について国からの補助を見込む。採択を受けるために現在の入居世帯数の確保と社会福祉施設の整備が基本要件だという。7月にも入居者や近隣、商店会に構想の内容を説明。これを踏まえ、年度内に基本計画を策定。10月には仮住居へ移転してもらい、1棟目新設へ解体を開始予定。

  青山2丁目アパートは現在ある1〜4号館108戸のうち新1、2号館の2棟を建て替え。計画戸数は64戸。県道盛岡・滝沢線に面した4号館36戸は廃止し、別用途を検討する。

  青山3丁目アパートは1〜17号館。このうち盛岡西消防署に近い1〜3号館を廃止して社会福祉施設の予定地とする。4〜15号館の敷地に新1〜5号館、集会所を整備。1棟当たり36〜40戸。16号館32戸、17号館45戸は廃止を見込み、引き続き用途を検討していく。

  建て替えは最初に青山3丁目の新1号館(40戸)用に4〜6号館で12月から解体に着手。来年3月の完了を見込み、同6月に建設工事を開始する予定。次に新2号館(36戸)用に7〜9号館で解体を行う。段階的に解体、建設工事を行う。

  同アパート団地は、いずれも第2次世界大戦後に大陸からの引揚者を受け入れる住宅団地として整備された。最も古い棟で1959年。最も新しい3丁目17号棟で72年と、どれも完成から40年以上が経過。市営住宅の全23団地2751戸の中で最も古い。建物の老朽化が進んでいる。




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