盛岡タイムス Web News 2012年 6月 18日 (月)

       

■ 大慈寺地区の屋外広告規制 盛岡市8月にも指定適用へ

     
   屋外広告物景観形成地区に指定され、独自基準の設けられる大慈寺地区(写真は町家ゾーンの鉈屋町地内)  
   屋外広告物景観形成地区に指定され、独自基準の設けられる大慈寺地区(写真は町家ゾーンの鉈屋町地内)
 

 盛岡市は、大慈寺地区まちづくり計画に基づき同地区を屋外広告物景観形成地区に指定する準備を進めている。併せて同地区独自の屋外広告物を設置する場合の許可基準(禁止事項)を定め、歴史的景観と調和させる。内容は15日の市屋外広告物審議会(高野修会長、12人)に諮問、答申された。市は8月にも同形成地区に指定し、市内の第1号とする考え。

  市は景観法に基づき景観条例、景観計画を策定した。2011年度に条例を大幅に見直し、4月から改正施行した。これにより基本の市内5種類の区域区分に詳細な4区域(特別規制区域、歴史的景観保全区域、河川・眺望景観保全区域、屋外広告物景観形成地区)を上乗せ設定できる。

  このため大慈寺地区を指定することで、歴史的景観保全区域の規定を生かし、部分的に規制を強化する。江戸時代以降の城下町風情が残る地区内(約36・8f、4種類のゾーン)に合った許可基準を定める。

  具体的には▽建植広告物(自家用、案内誘導)▽建築物利用広告物(自家用、案内誘導)▽簡易広告物(7種類)−で設定。いずれも広告物の色彩、照明は独自基準を設定。対象からの距離についても「地域内に案内対象となる施設がある場合のみ」に設置許可を限定する考え。

  建築物利用広告物(自家用)については、最大投影面積を町家、居住、環境保護3ゾーンで上限10平方bとする。歴史的景観保全区域の120平方bより厳しい基準になる。

  4ゾーンすべてで赤色回転灯・照明のある広告物(理美容院除く)は設置禁止とされる。電光掲示板やLEDビジョンなどの電光表示広告物は上限2平方bにする。

  新基準移行に伴う経過措置も設けられる。変更前に許可を受け、設置された適合しない広告物は許可期間満了日(3年)まで掲出できる。簡易広告物以外については10年間は引き続き許可を受けて表示できる。



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