盛岡タイムス Web News 2012年 6月 27日 (水)

       

■ 〈食べられる草木の花版画集〉12 八重樫光行

     
   
     
  入梅ころから夏にかけて、山の緑の中に一色に真っ白い葉を付けたツルが目に付く。

  花が咲くホルモンの影響といわれている。葉の白いうちは梅雨の季節で、土用になると数日で緑の葉になる。葉が白くなるのはカビの一種とも聞いた。「花の蜜がたくさんあるよ」と昆虫たちを呼び寄せて、受粉するための看板のようなもであり、やり手の客引きが誘っているような高度の植物であろう。

  花は生食するとうまく、塩漬けしておけば、いつでも利用できる。また花弁をお茶に浮かべて飲むと、香りが出て薬になる。ちょっとピリッとした辛味があり、生食、あえ物にする。

  目の薬であり視力が良くなる。樹液を毎日少しずつ飲むこと。また胃薬になる。

  樹液の採り方は根元近くを切り、瓶に挿し込んでいると、樹液がたまる。6月4日ころに樹液を取ると良いとされ、神経病の妙薬といわれる。

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