盛岡タイムス Web News 2012年 7月 4日 (水)

       

■ 果てなき分裂に戸惑い 盛岡市民に聞く

     
  盛岡市大通3丁目の民主党県連事務所前を行く市民  
  盛岡市大通3丁目の民主党県連事務所前を行く市民
 
  小沢一郎代議士が民主党を離党したことについて3日、盛岡市内で道行く市民の声を聞いた。岩手を震源に政府与党が分裂し、地元1区の階猛代議士が小沢氏と別に民主党に残ったことに、戸惑いが広がった。1993年に自民党を割り、95年の新進党結党とその後の分裂、2003年の自由党と民主党の合併から9年でまた分裂。「剛腕」か「壊し屋」か、有権者の見方が分かれた。

  盛岡市で内職を営む小野寺永宜さん(73)は奥州市水沢区出身。小沢氏と幼なじみという。小野寺さんは「家が隣だからよく遊んでいた。小沢佐重喜の息子なのでわんぱくだった。お父さんが代議士だから、当然あのような道に進んだ」と懐かしみ、政治姿勢に共感した。

  「小沢一郎と幼なじみだから肩を持つのではないが、あのような立場になれば当然だ。古い人だけれども、これまでも肩を持ってきた」と話し、離党に賛成する。

  同市の無職の斎藤巌さん(75)は「今回の動きは少し無理があるのではないか。離党したところで、小さな党を結党してやっていけるのか心配。あれだけの理由で離党するのも、せっかく自分たちで作った党なのにもったいない」と話し、性急に感じていた。

  同市の無職の金田一スミさん(60)は、「小沢さんの地元に対する愛情が少ないことは、震災のときの行動から感じた。もともと盛岡の人ではないこともある。自分が与党でやっているから可能なこともあったろうに。今度の動きには興味があるが、個人的には良かったと思う面もある」と話した。階氏らが民主党に残ったことについて「動かなかった人はしがらみがあるのだろう」とみていた。

  同市の会社員の下村正人さん(48)は離党に対して「自分は正しいと思う。消費税アップには反対だし、原発の再稼働にあんなにたくさんの人が反対しているのに、野田さんはなぜ動かそうとするのだろう」と評価した。階氏らに対しては「ちょっと予定外だったのでは。平野達男さんが動けなかったのは大臣だから分かるし、黄川田徹さんも分かるが、階さんはどうなのか」と話し、今後の動向に注目した。

  同市の鳥沢寿太郎さん(33)は「これで何かが変わってくれれば良いが、消費税増税に反対する小沢さんの動きは支持率に反映していないようだ。8割がた評価していないというから、求心力が落ちているのかと思う」と話した。

  同市の主婦の下田美保さん(35)は、「わたしは越してきたばかり。東京では選挙のたび、岩手の人は何で小沢さんをそんなに支持するのかと思っていた。東京では今度こそ当選しないと思っていても、当確が真っ先に出るので不思議だった。今度はよく考えて投票した方が良いと思う。民主党にも小沢さんのような人がいるし、自民党でも人による」と政治家としては評価せず、人物を見極めていた。


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