盛岡タイムス Web News 2012年 7月 6日 (金)

       

■ 音声情報の提供開始 shiwa.tv ライブカメラ活用も検討

     
   「インターネット放送局shiwa.tv」の活用について、県立大佐々木淳准教授に相談する佐藤祐輔さん(右)  
   「インターネット放送局shiwa.tv」の活用について、県立大佐々木淳准教授に相談する佐藤祐輔さん(右)
 
  紫波町の「インターネット放送局shiwa.tv」(同町の佐藤祐輔さん運営)は、従来の文字情報に加えて、音声情報の配信も開始した。情報の地産地消を目指している佐藤さんは、県立大学ソフトウエア情報学部の佐々木淳准教授のアドバイスを受けて音声情報に取り組んだ。「音声は視覚障害者のためだけでなく、耳から気軽に情報を入手でき利便性が高い」と、インフラとして定着することを期待している。

  佐藤さんは2000年にtvドメインの使用権を取得。インターネット放送局shiwa.tvを3年前に立ち上げた。shiwa.tvは地域内の生活情報のウエブサイトを中継するポータルサイト。パソコンと携帯電話のウエブサイトに同時配信する、行政や買物などの生活情報のほか、観光のスポットガイド機能も備えている。

  毎日更新され、必要な地域情報をタイムリーに入手できることが当面の目標。「地域団体の情報発信源、緊急、防災情報の伝達に対応する。同窓会案内の代行やふるさと宅配便など、ふるさと交流情報に役立てたい」と佐藤さんは話す。

  理想の形を実現するには課題が山積しているが、配信を開始した音声情報には大きな期待を寄せている。紫波町広報、県広報と行政情報から音声の配信を始めたが、買物情報など民間情報を取り入れていけば利便性が高まってくる。

  佐藤さんは県立大学を3日に訪れ、音声情報の配信開始を報告した。佐々木准教授は「行政情報の音声配信は他でも行われているが、民間情報も含めた地域情報の配信が行えるようになれば先進事例になる」と評価。

  その上で「ニーズの把握とターゲットを絞った情報配信が必要。まずは主婦層を対象にした買物情報を充実させていくことが重要。多くの情報を毎日更新するには専従の担当者を置くなど運営費が必要となってくる」と課題を挙げた。

  一方で「広告の手法としては、店舗のショーケースをライブカメラで流してみせてはどうか。実動には女性の力を借り、主婦感覚で店に働きかけてもらえば、協力する店も出てくるはず」とライブカメラを使った動画情報の配信を提案した。

  佐藤さんは「私が起業し、ビジネスとして拡大させていくことは年齢的に難しい。しかし、このシステムは災害復興の上で重要なツールだ」と考え、shiwa.tvを研究材料として学生が活用することを申し入れた。

  佐々木准教授も「インターネット放送局でライブカメラを活用したビジネス展開は学生が興味を持つテーマだと思う」と話していた。


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