盛岡タイムス Web News 2012年 7月 26日 (木)

       

■ 〈夜空に夢見る星めぐり〉312「流れ星を見よう」八木淳一郎

 8月のお盆の頃のペルセウス座流星群や11月のしし座流星群、12月のふたご座流星群などは、最近、多くの人に知られるようになりました。しかし、それ以外にもたくさんの流星群があって、しかもその年の条件次第では、有名な流星群よりもたくさんの流れ星が流れるのを目にすることができる場合があります。

  子どもたちはいよいよ夏休み。海に山にと家族や友達同士で出かける機会もあるでしょう。せっかく人工灯火の少ない澄んだ夜空の見られるところに行くのであれば、この際、無名ながらもたくさん見られる流星群に注目してはいかがでしょう。

  さて、それでは具体的にどんなものがあるでしょうか。例えば、7月最後の土日の夜などはいかがでしょう。夜更けて、夏の星座が頭上高く上った頃、東の空には秋の星座であるみずがめ座ややぎ座などが、やや低い位置ではありますが顔を出してきます。

  残念ながら、秋の星座は一般に皆そうですが、明るい星が少なくて、星座の形を追うことが難しいものです。そうなると、いったいみずがめはどれ?やぎはどこ?となりましょう。

  まず、織り姫星であること座のベガとわし座のアルタイルをつなぎます。次に同じ長さの分だけ、ほぼそのまま東南側に延ばしたところにあるのがやぎ座のアルファ星です。ここから東の方に舟の形、あるいは横に長い三角形の形をした星座がやぎ座です。みずがめ座はこの東隣にあって、南のうお座の1等星フォーマルハウトとはくちょう座の1等星デネブの間にあるはず、と思って捜してみましょう。

  みずがめ座自体にも明るい星がないのですが、その中で特徴的なのが「三ツ矢のマーク」です。あのサイダーの瓶に描かれている、あれにそっくりな星の並びが目印です。

  さあ、こうしてやぎ座とみずがめ座のおおよその見当がつきました。

  前置きが長くなりましたが、7月28日から30日にかけてみずがめ座流星群ややぎ座流星群の流星が活発に現れると予想されています。

  この場合、みずがめ座ややぎ座そのものをじっと見ているのではなくて、これらを中心にして放射状に夜空の広い範囲に流れますから、例えば夏の大三角の辺りを見て楽しみながら、というような感じでのぞんでみましょう。

  お盆の頃の有名なべルセウス座流星群のあとに続いて、あるいは一緒になって、はくちょう座流星群の流れ星もたくさん見られます。
  (盛岡天文同好会会員)


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