盛岡タイムス Web News 2012年 8月 24日 (金)

       

■ 新庁舎整備へ事業調印 紫波町とシティホール 供用開始予定は15年5月

     
  予定している庁舎イメージ図(北側)  
 
予定している庁舎イメージ図(北側)
 
  紫波町新庁舎整備事業特定事業契約書調印式が23日、紫波町役場で行われた。6月29日に落札者を橘建設グループ(橘建設、久慈設計、富岡鉄工所、寿広、十文字組、岡崎建設、紫波建設、佐々木建設、興和電設)に決定し、同グループが設立した特別目的会社「紫波シティホール株式会社」(橘冨雄社長)が契約した。現庁舎は老朽、分散化で町民サービスに支障を来たしていた。新庁舎整備により利便性やサービスの向上が期待される。新庁舎は2015年5月の供用開始予定。

  契約金額は30億9563万7412円。紫波町議会(9月会議予定)で議決を得た日から、2030年3月31日まで17年6カ月を事業期間とし、役場庁舎の建設と維持管理を行う。

  現庁舎は1963年の建設。49年が経過し、老朽化などの問題を抱えている。新庁舎整備事業は、基本方針に▽町民サービスの向上を目指した機能性と効率性▽防災拠点機能▽町民に開かれた庁舎▽町民に親しまれる庁舎▽環境の町にふさわしい庁舎―の5つを挙げる。計画地は同町紫波中央駅前2丁目地内のオガールプロジェクトC棟街区の約6600平方b。現本庁舎と保健センター、現在別棟の第二庁舎や教育委員会事務局などの合築で、行政サービスの効率化が期待される。

  木造・鉄筋コンクリート造3階建て、延床面積は6347平方b。段差の解消でバリアフリーを充実させ、高齢者などに配慮する。駐車場は141台を収容(うち来庁者用84台)。1階は住民が多く利用する町民課、福祉課、保健センターなどを設置。2階は町長室、総務課など。3階は議会機能などを有する。今後の協議で、計画を変更する場合もある。
     
  契約書に調印し握手をする藤原町長と橘社長(左から)  
 
契約書に調印し握手をする藤原町長と橘社長(左から)
 

  事業者選定は、総合評価一般競争入札方式を採用し、学識経験者らで組織する町新庁舎整備PFI事業者選定委員会が行った。

  PFI法に基づき実施する同事業は、事業者の紫波シティホールが自らの資金で施設を設計、建設後に施設の所有権を町に移管したあと、維持管理を引き続き行うBTO方式で行われる。13年8月までに設計などを完了し、同9月から15年3月までに工事を完了する予定。同月末、町に庁舎所有権を引き渡す。同4月から30年3月までの15年間、紫波シティホールが維持管理を行う。

  藤原孝紫波町長は「約100回の町民への説明会などを経て、多くの方々に理解していただいたことに感謝したい。事業を行っている土地は町民の財産。紫波シティホールと協力し、町民に愛され、利用しやすい庁舎を目指したい」と新庁舎への思いを述べた。

  橘社長は「町民の期待が非常に大きい事業。それに応えられるように一歩ずつ、多くの人に協力を得ながら完成に向かってまい進していきたい」と意気込む。町商工会長も務める橘社長は「庁舎が中央駅前に移転することで、いろいろと状況が変わると思う。その場ごとに臨機応変に対応していきたい」と、話した。



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