盛岡タイムス Web News 2012年 9月 7日 (金)

       

■ 〈潮風宅配便〉114 草野悟 宮古の「裕子ちゃん先生」

 笑顔の美しい素敵な方です。徳島から宮古へ移住してきました。名前は「前川裕子」さん。〈マエガワ〉と呼ぶそうです。裕子さんと言えば、私の友人、盛岡の老舗蕎麦(そば)店の裕子さんがおります。(本題と関係ありません)

  この裕子さん、実は岩手県立宮古病院の内科医長さんなのです。つまり女医さんです。震災後、「なんばせにゃー」と希望して赴任してくれました。太陽のような笑顔で、徳島が大好きで、「阿波踊り」の話をしたら一晩続く方なのです。

  本来は郷里の徳島に帰って女医さんをしたかったようですが、東日本大震災後、自分でやれることをやろうと決心しての岩手着任です。大震災は、多くの人の人生、生活、進路などを変えました。そんな中でも、これからは前向きな明るい話題が栄養になりますね。

  裕子先生の専門は心臓循環器だそうで、三陸鉄道の課長などは、そばに立っただけで心臓の動悸(どうき)が止まらないと緊急患者になったほどです。ご一緒した数時間、常にこの笑顔です。周囲の無関係な友人たちも、癒やされっぱなしでした。

  この燦々(さんさん)と降り注ぐ太陽のような笑顔は、NHK「梅ちゃん先生」の最後に出てくる女医さん写真にも登場しました。9月の初めです。

  深刻な医師不足の中、ご自分から進んでの赴任。わが岩手県は貴重な人材、太陽を手に入れたわけです。きっと多くの患者さんを救ってくれると思います。私はなぜか医者いらず、とても丈夫な身体のため、通院、入院は決してないと思います。時々目まいがするくらいですが、ちょっと違った目まいを覚えます。「梅ちゃん先生」のあとに「宮古の裕子ちゃん先生」そして来年4月からは「あまちゃん」と、明るい話題が続きますね。実に楽しみです。
(岩手県中核観光コーディネーター)


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