盛岡タイムス Web News 2012年 10月 17日 (水)

       

■ 谷村君(盛岡商高サッカー部)がJ2山形入り 左利きの大型ボランチ 1年目のレギュラー取り誓う

     
  モンテディオのユニホームに袖を通した谷村選手  
  モンテディオのユニホームに袖を通した谷村選手  

 盛岡商業高サッカー部の谷村憲一選手(17)が16日、Jリーグディビジョン2(J2)のモンテディオ山形に入団内定した。同校からのJリーグプロ契約は2011年の藤村慶太選手(ベガルタ仙台)以来、2年連続9人目。同日に盛岡市内のホテルで仮契約書へサインした谷村選手。「支えてくれた指導者、先生、家族、地域の方々、チームメートのおかげで、夢だったプロ入りがかなった。ルーキーシーズンでレギュラーを取りたい」と目標を掲げた。

  谷村選手は95年1月26日生まれ。身長185a、体重71`の大型ボランチ。盛岡市出身で、小学2年生からサッカーを始めた。見前FC、グルージャ盛岡ジュニアユースを経て10年4月に盛岡商に入学。同校ではキック精度を生かし、1年後半からレギュラーを獲得。11年の選手権県大会は藤村選手らとともに制覇した。3年進級後は背番号10を背負い、同校を東北選手権優勝に導いている。

  同日の会見には谷村選手、山形の中井川茂敏ゼネラルマネージャー(GM)、宮武太強化マネージャー、同校の金野仁校長、齋藤重信サッカー部総監督、太田浩史監督が出席。中井川GMからユニホームを手渡された谷村選手は「これまでユニホームは赤か白だった。青は新鮮です」とはにかみながら袖を通した。

  質疑応答で「尊敬する選手は」という質問に「ガンバ大阪の遠藤(保仁)選手。ぜひ一度対戦してみたい」と答えた谷村選手。先輩である藤村選手については「いつも組んでいた選手だが、対戦したことはないので試合するのが楽しみ」と闘志をみなぎらせた。

  谷村選手は「まずはモンテディオの中心になること」と目標を掲げるも、その目にはすでに世界の舞台が映っている。「(U│17で)世界の相手とやった時は体の強さを感じた。将来は(日本)代表として、岩手や東北の子どもたちが目標にしたいと思える選手になりたい」と意気込んだ。

  中井川GMは谷村選手について「高い技術を持ち、左利きながら両足で精度の高いボールが蹴れる。ゴールを意識できるシュートやヘディングに加え、フィジカル面では当たりが強く、ボールの収まる懐の深さもある。メンタルも学校(盛商)で鍛えられており、必ずプロで成功できる」と高評価。

  山形は谷村選手が盛商のレギュラーに定着し始めた1年後半から彼に注目。今年5月にはチームの練習にも招待し、6月中に獲得の打診をしていた。中井川GMは「2年越しの恋が実った」と喜びを語った。

  金野校長は谷村選手を「リオ五輪を狙う才能も持っている。もっと高い目標を持ち、頑張って活躍して県内のサッカーをする子どもたちの希望になれることを願っている」と激励。太田監督も「プロという厳しい世界でもしっかりとした目標を持ち、チームに貢献してほしい。ぜひ東北の子どもたちの目標となれるよう、頑張ってほしい」とエールを送った。

  正式契約は選手権終了後になる見通し。


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