盛岡タイムス Web News 2012年 10月 27日 (土)

       

■ 拠点都市として一層発展を 盛岡市と都南村の合併20周年 節目に320人集い記念式典

     
   記念フォーラムで都南の魅力とそれを活用した振興策を発表する岩手大学生や若手職員ら  
   記念フォーラムで都南の魅力とそれを活用した振興策を発表する岩手大学生や若手職員ら
 

 盛岡市・都南村合併20周年記念式典(同記念事業実行委員会の主催)は26日夜、同市内で開かれた。旧市村の関係者ら約320人が出席。玉山区を含む市全域の振興・発展を期した。1992年の合併以降、盛南開発をはじめ幹線道や都市基盤整備が図られ、発展を遂げた。同日は記念フォーラム「都南の魅力・どう生かす」と題して地元中学生や大学生らが地域の財産に焦点を当てた地域振興策を提言。東北の拠点都市形成に向けた飛躍を出席者が互いに誓った。

  旧都南村は55(昭和30)年に旧見前、飯岡、乙部3村が合併して誕生した。人口は約1万4千人だった。70年の岩手国体を契機に都市近郊農村から都市化が進展。ニュータウンが相次ぎ造成された。81年に住民登録人口3万人を超え、90年に約4万3千人と全国一人口の多い村となった。

  盛岡市との合併は89年4月に両市村で合併問題検討協議会が設置された。90年3月に盛岡から合併の申し入れがあり、91年12月には合併協定書に調印。市村議会で合併が議決された。92年に合併が正式決定。同年4月1日に新市が誕生した。旧玉山村との合併は14年後の06年1月10日。

  式典で実行委会長の谷藤裕明市長は「合併から20年は決して平坦ではなく、リードされた先輩方、合併の道を選択した両市村の住民の理解、積極的な取り組みによって今日を迎えられた。都南では経済、教育、福祉諸分野が飛躍的に発展した。20年を契機に都南の魅力を内外に発信し、玉山区を含む市全域の一体的なまちづくりを進め、仙台に次ぐ東北の拠点都市としてますます発展を図りたい」と語った。

  県の菊池正佳盛岡広域振興局長、村田芳三市議会議長が来賓祝辞を述べ、前市長の桑島博県社会福祉協議会長が乾杯の発声をした。地元三本柳さんさ踊り、今回のために「大好き都南」を作詞した田口友善さんによる演奏もあった。

  フォーラムでは、若手市職員と岩手大学生が三つのグループをつくり、今春から「津志田芋」「大ケ生・万寿坑」「花火の祭典」にスポットを当てた。調査を通じて振興策について提言した。地元の見前中学校66期生徒会の佐藤貴明会長(3年)ら11人が「熱いまなざしの大人たち」を都南の魅力ととらえ、インタビューを実施した。

  佐藤会長たちは「都南で長い間育まれてきた『まごころ』こそ大きな魅力」と主張。「どうつないでいくかが若い私たちの大きなテーマ。古里を愛し、古里に生きる者として、一つずつできることを頑張りたい」と宣言した。


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