盛岡タイムス Web News 2012年 11月 17日 (土)

       

■ 紫波町国道4号でアカマツ伐採 マツクイムシ被害 奥州街道名残の松 残り5本

     
  マツクイムシの被害を受けて伐採されるアカマツ  
  マツクイムシの被害を受けて伐採されるアカマツ
 

 岩手河川国道事務所盛岡国道維持出張所(五日市亘所長)は16日、紫波町二日町地内の国道4号東側にあるアカマツ1本の伐採を始めた。マツクイムシ(マツノザイセンチュウ)の被害を受けたもので、10月に同町を通じて盛岡広域振興局が調査し、伐採が決定。枯れて折れやすくなったため、強風や冬の積雪による倒木などの被害を防ぐことが目的。作業は17日まで行われる予定。

  同地内では7月にも樹高約15b、幹周り2bのアカマツが伐採されている。今回の被害木もほぼ同規模で、本誓寺近くの交差点北側で、4号上り線の歩道側に立つ樹齢約80年の大木。7月に行った調査の時点で被害はなかったが、10月に町関係者が茶褐色に枯れていることを確認し、調査を依頼するに至った。

  伐採作業は16日午前9時ごろから委託業者ら14人が参加。付近は車や人通りが多いため、枝を1本ずつ切り、周辺への危険に配慮する。

  同地内は「御幸(みゆき)新道」と呼ばれる場所で、かつて明治天皇を迎えるために整備された土地という。現在、同所のアカマツは「奥州街道の名残の松」と称されている。相次ぐマツクイムシ被害で、残りは5本となってしまった。

  五日市所長は「マツクイムシが木の中に入ってしまうと、対処できずに枯れるのを待つだけになってしまう。拡大防止に積極的に取り組む必要がある」と話す。「冬の間に専用の防虫剤を注入して予防することもできる。マツの木を私有している方々にも気をつけてもらいたい」と予防を呼びかける。

  伐採したアカマツは同町内で薫蒸処理を行う予定。


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