盛岡タイムス Web News 2012年 11月 18日 (日)

       

■ 民主前職に3新人挑む 衆院岩手1区

 衆院解散から最初の週末を迎え、県内各選挙区では前職、元職や新人による前哨戦が展開されている。岩手1区では政権与党の前職に対して新人3人と、擁立を明言する小沢一郎代表の国民の生活が第一の候補も加わる構図が予想される。前回の政権交代選挙から3年余。県内で堅固な基盤を築いてきた民主党分裂から4カ月。総選挙(12月4日公示、16日投票)まで1カ月を切る短期決戦で、各陣営がそれぞれの立場で有権者に信を問う。

  ■階猛氏
  階猛氏は3年前の政権交代から、今回は現政権への逆風下で新人や分裂した「生活」の陣営を迎え撃つ構え。17日は連合岩手盛岡中央地域協議会の大会に出席するなどした。「マニフェストを基準にすればできてないところも、前政権より子育て、教育、弱者のための制度などを前に進めてきた。震災復興を進める上でも与党として引き続き政権を委ねてもらいたい」と話す。事務所は今月中に市中心部に開設する予定。

  ■高橋比奈子氏
  高橋比奈子氏は09年に続き2度目の挑戦。前回自民党が野党に転落後、政権奪回へ負けられない戦い。17日は早朝、神子田朝市訪問からスタート。夕方には党の片山さつき参院議員と市中心部で街頭演説をした。「現在地方の声は全く届いていない。政治はむしろ後退した。自民党がこの間どう見られてきたか、どう変わったか、反省したか審判を仰ぐ」と訴える。事務所は月内の大安に大通に開設する予定。

  ■八幡志乃氏
  八幡志乃氏は選挙初挑戦。比例と連動して支持拡大を訴えている。17日は午前中に地元の厨川地区など4カ所で街頭演説。擁立発表から2カ月で解散が決まったのを受け「民主党の公約裏切り、東日本大震災の復興が進まず、原発が再稼働された。国民の暮らし、福祉がさらに切り捨てられる危機感を感じる。民主も自民も第三極も同じ方を向いており、共産党を伸ばしていく気持ちを強くした」と気合いを入れる。

  ■伊沢昌弘氏
  伊沢昌弘氏は衆参通算4度目の国政挑戦。前回は民主と連携し、政権交代の一翼を担ったが「民主党は政権能力を失った」と批判する。17日は支持労組などへのあいさつ回りに専念した。消費税増税反対や脱原発、護憲か憲法改正かなどを争点に挙げ「他党と政策で一致する点はあるが、われわれの基本的な政策を訴え、比例議席を確保する」と説く。22日に県連合の入る南大通3丁目のビルで事務所開きをする。

  ■国民の生活が第一
  国民の生活が第一は擁立を明言しながら、まだ候補の発表がない。小沢代表は8日に「大勝利をしなくてはならず若干慎重になっているかもしれない」と述べ、12月の擁立に言及。その1週間後に総選挙が決まった。県連幹事長の佐々木順一県議は現在擁立が「詰めの段階」と説明。支持者は「みんな待っている」状態にあり、諸準備が整い次第公表される見込み。後援会設立などの段取りは付いている。


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