盛岡タイムス Web News 2012年 11月 24日 (土)

       

■ 戦術か不戦敗か 擁立残す民・生・社 公示ぎりぎりまで構図固まらず 衆院選

 衆院選(12月4日公示、16日投票)で県内小選挙区に空白区を残している3党の擁立作業が続いている。民主党は2、4区、国民の生活が第一は1区、社民党は2〜4区で候補者が明らかになっていない。不戦敗は避けたいが擁立に手間取っているのか、選挙を有利にするため互いにけん制し合う戦術なのか。公示まであと10日。擁立作業は公示ぎりぎりまでもつれ込んでいる。

  「2区で擁立する時は2区在住の方、4区からであれば4区在住の方が基本。それを目指して擁立へ努力したい」。民主党参院議員で復興大臣の平野達男県連選対本部長は23日に盛岡市内で連合岩手(砂金文昭会長)との政策協定調印後、このように語った。

  「(擁立まで)大変日程がタイトなのは重々承知している。かなり厳しい状況ではあるが、いついつまでと期限を決めることなく、いろいろと相談しながら最後の最後まで努力したい」と、擁立難航を垣間見せた。

  砂金会長は2、4区の対応について「民主党が候補者を擁立していない段階で判断する材料がない。方針が決まった段階で、私たちもさまざまな対応について考えたい」と従来通りの説明をした。

  一方、2区の「生活」候補が連合岩手の支持層を一部で固めているとの情報が流れている。連合岩手の構成組織の中には中央と違う政治方針を持った組織もある。砂金会長は「構成組織が独自に考えていることは尊重しなければならないという経過も一方で持っている」と述べた。

  「生活」は8日に3区候補を正式発表。残す1区については衆院解散前後を通じて「詰めの段階」と繰り返している。小沢一郎代表は19日に東京で会見し3次公認の中で1区候補を擁立すると言及。同公認の期限は月内と見通しも示した。

  1区候補をめぐっては、さまざまな候補者の名前が憶測を含めて流布している。選挙戦を有利に運ぶため公表のタイミングを見計らっているとの意見があれば、「本当は擁立が厳しいのでは」と分析する他陣営もある。

  「生活」を支持する達増知事と民主候補の支持層が重複しており、1区内の関係者は擁立すれば「生活」候補に支持層が流れると強気の姿勢を崩していない。

  社民は20日の常任幹事会で結論が出ず、月内に結論を出すと期限を設けている。2011年の政権交代選挙では1、4区に2人擁立しており、支持層によると、4区だけでも擁立を求める声が強くあるという。社民、共産は比例単独候補の当選のためにも選挙区選挙と連動した戦いが欠かせない。選挙区内出身者らを比例単独で擁立する道も模索されるとの情報がある。

  ほかにも日本維新の会がいずれかの選挙区に擁立する可能性が残っおり、選挙の構図は流動的だ。ただし、どの陣営も党公認手続きや事務所設置場所の確保、選挙ポスター手配など擁立までの時間は公示まで、あとわずかとなっている。




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