盛岡タイムス Web News 2012年 12月 15日 (土)

       

■ 市制移行申請を議決 滝沢村議会 本会議傍聴に40人

     
  村議会での市制に向けた議案の可決を喜ぶ傍聴者  
  村議会での市制に向けた議案の可決を喜ぶ傍聴者
 

 滝沢村を滝沢市にすることについて県知事に申請するための議案が14日の滝沢村議会12月定例会で全会一致で可決された。今年10月の県議会9月定例会で移行条件の課題となっていた県条例が可決され、市制移行の要件を全て満たした同村。村議会での議決を受け、村では2014年1月1日の市制移行に向けて、処分申請関係書類を25日に県知事に提出する。

  同日の村議会には、市制移行に向けて大きな前進となる議決を見届けようと、村内の各種団体の関係者約40人が傍聴に詰めかけた。議長を除く、議員19人全員の賛成が表明されると、傍聴席からは拍手が起こった。

  傍聴に訪れた大志田智さん(69)は「自治会長をしているが、市になっても今まで通り自治会活動がスムーズに行くように行政に頑張ってほしい。雇用が増えて若い人たちがこの地域に定着できるような市になってほしい」と新市に期待した。

  同村では10年の村議会6月定例会で柳村典秀村長が「地域主権改革の進展に伴い、おのずと地方自治体間での行政サービスに差異が生じることも考えられ、住民サービスの在り方に関する市制については調査研究が必要と考えている」と初めて市制に触れた。

  11年1月には庁内に村行政体制調査研究会を発足し、市制移行に向けた本格的な検討が始まった。住民へのアンケートの実施や村政懇談会、市制フォーラムの開催などを経て、住民へ市制移行を啓発。村総合計画審議会の審議を受け、12年10月には新市の名称が滝沢市に決定した。

  議会終了後、柳村村長は「住民の中に入っていって説明をしていくことは大変だったが、それをすることで理解が進み、機運が盛り上がった。そういうことからするとあっという間の3年間だった」とこれまでを振り返った。

  同時に「きょうの議決は村としての最終意思決定。あとは県知事に対しての申請を終え、県、県議会にゆだねる形になる。今後とも市制の機運について住民と一体となって盛り上げていきたい」と話した。 

  村議会の山谷仁議長は「市制に向けて、われわれ議会としての責務、議員の資質の向上などを含め、改めて身の引き締まる思いのする議決だった。議会として提案されたものを審議、議決するだけでなく、住民からの負託に応え、常にアンテナを高くして政策に生かし、市民が誇りを持ち、安心してこの地で暮らせるような環境をみんなでつくっていきたい」とした。



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