盛岡タイムス Web News 2013年  3月11日 (月)

       

■ 地域高規格簗川道路が開通 106号で“復興”は初 延長6・7キロ 命の綱、産業などに期待大 盛岡大迫東和線も暫定供用 きのう現地で式典

     
   開通した簗川道路を構成する「簗川大橋」。簗川ダムが完成すれば、ダム湖のシンボルブリッジとなる  
   開通した簗川道路を構成する「簗川大橋」。簗川ダムが完成すれば、ダム湖のシンボルブリッジとなる
 

 県営簗川ダムの付け替え道路として整備を進めてきた国道106号「簗川道路」と主要地方道盛岡大迫東和線の簗川工区が10日、開通した。地域高規格道路の簗川道路は、県が2011年の東日本大震災津波後、復興支援道路に位置付けた国道106号・宮古盛岡横断道路(延長100`)で初めての開通区間。復興をけん引するプロジェクトの一つとして整備を加速し、予定より約2カ月早く完成にこぎつけた。物流や救急搬送の効率化が図られ、防災や産業振興に大きな効果が期待される。

  簗川道路の「簗川大橋」盛岡側で開かれた開通式には、太田昭宏国交相や達増知事ら関係者約100人が出席。達増知事は「各分野に大きな効果がもたらされ、本県の復興に弾みがつく。今後も復興道路の全線開通に全力で取り組む」とあいさつした。

  太田国交相は「三陸沿岸地域の観光振興など地域の活性化や復興に大きく貢献するものと期待される。復興道路、復興支援道路の一日も早い完成に向け、今後とも協力、支援を」と呼び掛けた。

     
  達増知事や太田国交相らがテープカットし、簗川道路の開通を祝福  
  達増知事や太田国交相らがテープカットし、簗川道路の開通を祝福
 

  このあと、本県選出国会議員ら関係者の代表が紅白のテープにはさみを入れ、開通を祝った。

  国道106号簗川道路は延長約6・7`。全幅は15・5b〜14・5b。1996年度に補助事業採択され、99年度に本線工事がスタート。総事業費は約283億円で17年かけて完成した。区間内に14の橋と4つのトンネルがある。現道の南側をほぼ一直線で結ぶ形となり、急カーブが続く現道に比べ、交通の安全性が大幅に向上する。通行時間は夏で約2分、冬は約4分、短縮された。

  宮古盛岡横断道路は、今回開通した簗川道路に連結する区界―簗川間(約8`)など3区間(計約48`)が国の11年度第3次補正予算で新規事業化され、早期完成が待たれる。

  一方、主要地方道盛岡大迫東和線簗川工区は延長約4・9`、全幅9・0b。区間内に5つの橋とトンネルが1つある。総事業費は約93億円を見込む。今回はこのうち、細野土捨て場付近までの4・0`を暫定供用開始した。14年度までの全線完成を目指す。

  内陸と沿岸を結ぶ復興支援道路は、宮古盛岡横断道路のほか、国道284号室根バイパスなど15カ所。うち復興実施計画の第1期(11〜13)の整備完了目標は8カ所。復興支援道路と各市町村とを結ぶ復興関連道路は、大船渡綾里三陸線小石浜など12カ所。うち復興実施計画第1期の整備完了目標は6カ所。


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