盛岡タイムス Web News 2013年  3月 17日 (日)

       

■ もりおかギャラリーめぐりB彩画堂 画材屋を抜けると 展示を全面サポート 昭和の床屋のような場に

     
  改装後の店内。入り口からギャラリーが臨めるようになった  
  改装後の店内。入り口からギャラリーが望めるようになった  

 S−SPACEは、画材屋の中にあるギャラリー。色のテーマパークのような店内を抜けると、四角形の箱が現れる。そこは、にぎやかな店舗とは対照的に、きりりとした緊張感がある。色の歓迎を受けた後に見る作品は、新たな発見もあるかもしれない。

  ギャラリーの入るアートショップ彩画堂は、盛岡市材木町にある。材木町といって
も、中央通沿い。岩手高校の斜め向かいにある。

  店の母体は、画材や額縁、教材の卸業として、昭和40年代に盛岡市内で創業した。当時は、画材の消費量日本一とも言われた盛岡。個人のニーズに応えるように店は小売業へとシフト。ギャラリーは2008年9月にオープンした。

  福井良之助展を皮切りに、絵画や彫刻、生け花など約30回の展示を開催。それぞれの一歩を後押ししてきた。

  展示の緊張をほぐしてくれるのは、この道20年以上の3人。「ラクラクサービスパック」と名付けた展示プランでは、スタッフが作品の搬入や展示作業、搬出までを全面バックアップしている。展示作品はウェブギャラリーで紹介し、店一丸となって展示を盛り上げている。

  ギャラリーの相談役、伊山小枝子さん(43)は「『展示をやりたいんだけど、どうしたらいいのか分からない…』という人たちのサポートを万全にして、みんなに開かれた空間にしたい」と話す。

  エプロン姿の似合う阿部幸夫さん(50)は、絵描き歴のある唯一のスタッフ。画材選びからのアドバイスができる頼もしい存在だ。現在は、フィギュア制作者の横顔もある。展示作品は、あらゆる分野を歓迎している。

  このほど、常連客の協力で店を改装し、倉庫のようなかつてのイメージを一新させた。
  高橋寛治店長(52)は「世代に関係なく、どなたでも自由に使える画廊がいい。そのためには、少しでも気軽に入れるような店づくりをしていきたい」と話す。

  思い描く理想像は、昭和時代の床屋。「社交場になれば」と願い、ギャラリーの入り口にはカウンターを新設。休憩スペースを作った。日常会話の中心に「表現」があるギャラリーを目指している。

  年末年始を除いて無休。午前10時から午後6時半まで。20日までは新装開店セールを開催中。展示情報などは、公式ブログartshopsaigado.blog111.fc2.comへ。ウェブギャラリーは、ブログから入れる。(菊地由加奈)


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