盛岡タイムス Web News 2013年  5月 31日 (金)

       

■  環境学習広場14年に開所 東側2fの計画固まる 盛岡市競馬場跡地整備事業


  盛岡市が取り組む盛岡競馬場跡地整備事業で、環境ゾーンの供用開始が2014年4月に予定されている。場所は4ゾーンある事業用地の東側2・07f。「盛岡市環境学習広場」として環境学習や体験の場所となる。市は毎年度、用地を取得し、遅れながらも事業を進めてきた。環境ゾーンの供用は保健福祉ゾーン1・7fで08年5月に開設した複合福祉施設以来の事業となる。残る自由広場、公園の両ゾーンは順次整備される予定。

  内容は30日の市議会全員協議会で説明された。

  所管する同市環境部によると、同広場は自然環境の保全、循環型社会の形成、再生可能エネルギーの利用などで体験学習の場を提供する。

  主な施設は、「いこいの花畑」、「光のガーデン」、「観察の木陰」で構成。12年度に着工し、事業費は約3億円を見込んでいる。

  いこいの花畑はバイオマス資源の活用と資源循環の仕組みを学ぶ場所として活用。ゾーン北側の面積3600平方b。生ごみ堆肥を使った花畑と使わない花畑を用意し、それぞれの違いを展示する。30人収容のあずまや、水洗トイレも設置。照明や換気には太陽光発電を用いる。

  光のガーデンは花畑と南側で接する5300平方b。環境啓発イベントや再生可能エネルギーを利用した照明を展示。シンボルツリーとしてウラジロモミを中央に配置し、囲むように樹木10本を定植する。風力と太陽光発電を複合したハイブリッド照明1基、ソーラー照明2基を設ける。

  観察の木陰はゾーン南側の5300平方b。池をしつらえ、周辺に自然石と水辺植物を配置。池の水源は井戸水で、太陽光で稼働するポンプでくみ上げるが、市民が手こぎポンプを使ってくみ上げ体験もできる。広葉樹、針葉樹計27本を植え、カブトムシの幼虫生育用に5×5bの落ち葉山も作る。

  そのほか▽各ゾーンに説明パネル計10枚▽廃ガラス、廃木材から作成した舗装材による園路▽廃木材、廃プラスチックから作った合成材による防護柵、階段の配置―も予定。駐車場は20台分、駐輪場は40台分を収容。ゾーン東側にはサクラ22本を植える。

  現地での環境学習事業は当面、市直営で行われる。管理は維持管理経費の縮減、利用者の利便性を踏まえて高松公園の指定管理者が一体管理する。供用開始前に公募で愛称を募集する考え。

  競馬場跡地全体の面積は21f。うち楕円(だえん)状の17fが事業用地で、今回の公園ゾーンを含め4ゾーンがある。市は11年度の段階で17年度までに用地取得、整備事業の完了を目指している。

 


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします