盛岡タイムス Web News 2013年  6月  26日 (水)

       

■  岩手らしさを若い感性で 県大短大部生が共同開発 サークルKサンクス コンビニで弁当など発売

     
  サンクスの店舗前に立ち、開発した商品をPRする学生たち  
  サンクスの店舗前に立ち、開発した商品をPRする学生たち
 


  県立大盛岡短期大学部の学生が開発に関わった弁当などが、県内のサークルKとサンクスで発売された。生活科学科で食物栄養学を専攻する2年生20人が議論や試食を重ね、サークルKサンクスと共同で商品化。岩手の特色ある食材や食文化を若者らしい感覚で取り込んだ。25日には学生らがサンクス滝沢駅前通店の前に立ち、PR活動をした。

  開発したのは、じゃじゃ麺風みそを使用したチキン弁当(498円)、鶏ごぼう竹の子ご飯おにぎり(135円)、雑穀鮭ご飯おにぎり(110円)の3商品。同大の松本絵美助教は「学生たちに、岩手らしい献立がいいという思いがあった」と話す。学生一人ひとりが考えた献立を持ち寄り、グループに分かれて議論し、試作と試食をして研究。同社が調理法や食材を検討し、試作品を学生が試食して味付けを改良した。包装用の容器も、学生らが選んだ。

  開発に関わった佐藤瑠美さんは「全員が栄養士を目指しているので、野菜を多く入れるなど工夫した。鶏ゴボウのおにぎりは、食物繊維をたくさんとる目的で考えた。タケノコも入り、食感がとてもいい」とアピール。植田祐里さんは「最初の段階で濃かった煮物の味付けを変え、塩分を控えめにした。試食する中で、性別や年齢によって味覚が違うと実感し、そういう点も考えて作らなければと思った」と話す。

     
  盛岡短期大学部の学生が商品開発した弁当とおにぎり2種  
  盛岡短期大学部の学生が商品開発した弁当とおにぎり2種
 


  商品作りは、普段学べないことを学ぶ機会にもなった。佐藤叶子さんは「自分の作りたいものをすぐ商品化できるわけではない。特に岩手産の食材を使おうとすると値段が上がってしまい、その調節が難しい」と話した。

  松本助教は「今までは栄養価重視で献立を立てていた。今回はコンビニの商品として、買う人のニーズに応えるものを作る大変さが分かり、勉強になったと思う」と話した。

  サンクスの担当者は「地域に根差した店づくりのため、こうした共同開発を全国で行っている。学生の感性での商品作りにはパワーを感じ、助かっている」と語った。

  同商品は7月9日ごろまで販売される。同社は10月と2014年1月にも、同大との共同開発商品の販売を予定している。


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